オイスカの熱い想いに触れた海岸林ボランティア①

皆さんこんにちは!現在東京本部でアルバイトをさせていただいている元CSOラーニング生の中屋美里です!

2月9日から11日の3日間、オイスカが宮城県名取市で行っている海岸林再生プロジェクトの現場に訪れ、間伐作業の体験をさせていただきました。

私は2022年5月からの半年間、オイスカ・インドネシアのスカブミ研修センターでインターンをさせていただいたのですが、インターン期間中にマングローブの植林地に訪れ、広大なマングローブの森を見て感動したことが今でも強く印象に残っています。
そこで、日本国内で復興プロジェクトとして取り組んでいる海岸林の現場も見てみたいという想いと、今まで被災地に訪れたことがなかったこともあり、「名取に行きたい!」と思うようになりました。そして東京から約6時間かけて移動し、念願の海岸林の現場に到着しました!

9日は翌日行う間伐作業のための印づけを行い、その後職員の方に海岸林を案内していただきました。インドネシアで見たマングローブの森を思い出し、これだけ広大な森が森林組合や再生の会の皆さん、ボランティアの方々によって大切に育てられたと思うと、自然を再生させることができるのは人間であり、自然に生かされている私たちは保全の責任と敬意を持つことが大切であると改めて感じました。

印づけの作業の様子。中部センターで研修中のバボさん(バングラデシュ出身)も吉田さんの指示にしっかり耳を傾け作業していました。

10日はいよいよ間伐作業です。本部職員の吉田さん、林久美子さん、浅野さん、ベテランボランティアの方々と中部の研修生2名、4月からオイスカ職員になられる武原さん、同じCSOラーニング制度でインターンをしていた和泉さん、畑さんと計550本のクロマツを間伐しました。

元気に育っている木を切るのは心が痛かったですが、クロマツが防風林としての役目を果たすためには必要な作業で、切った木はチップや堆肥などに再利用されていること等を学びました。私も慣れないノコギリを使用しながら作業しました。翌日には足腰が筋肉痛で、作業中も木を一本切るのにもかなりの体力を使うため、自然を維持管理することは容易ではないと身をもって経験することができました。

日々に農作業に励む中部センターの研修生シャンさん(フィリピン出身)はノコギリ捌きもお手のものでした。さすがだなぁと感心しながら私も負けてられない!と作業しました。
間伐後の様子。2残1伐という基準のもと、1列分の木を切るとこのように道ができました。この作業は専門用語で「本数調整伐」と言うそうです。
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