吉田です。暑さを警戒せず??(笑)・・・また、肝心の8月にマルエツ労組(首都圏の大手スーパーマーケット)が来てくださりました。コロナ禍で毎年中止になり、2019年以来でしょうか。30名、半分は女性、多くがリピーター。「お変わりありませんでしたか」「全然変わらないですね」とお互いに。すっかり懐かしい顔ぶれ。UAゼンセンのボランティア派遣をきっかけに、「単組で、単独で」と申し出をいただき、たしか第1回は2014年。

 強い思い出として残っているのは2016年。航空機誘導塔南北の植栽地を竜巻が通過し、防風垣170基が巻き上げられ、散々に散らばってしまった。一番遠くは40m先まで、巻き上げられ、飛ばされていました。重たい防風垣です。1基を8人ぐらいで持ち上げて、元の場所に運ぶしかありません。そしてそのすぐ後、マルエツ労組来訪。あの日も女性が大半。お互いに声を掛け合い、力を合わせ、開始から1時間半ですべて元に戻してしまい、林野庁仙台森林管理署の海岸防災林復旧室長さんが駆け付けた時には、作業は終わっていて驚いていました。復旧を行政任せにしていたら、元に戻るのは随分先だったと思います。私の中では忘れられない、市民パワーを象徴する出来事です。

 また、私の中では「マルエツ溝」と思っている場所があります。名取市海岸林中央、名取市民への公募で実施した2016年植樹祭2haの南端、再生の会が建立した石碑前です。あまりの多湿に悩み、排水溝づくりを本格化させていく一過程として象徴的な場所で、バーコード状に溝があります。ボランティアの皆さんに説明する時に便利な立地なので、いつも使う場所です。溝を作る前と後の比較、排水溝がどれほど効果があるか、マツの伸び方で客観的、視覚的にわかります。

 今回は、防潮堤の法面に100m規模で密生繁茂している場所2ヵ所(合計約0.3ha)と、2014年植栽地林内に侵入し、モンスター級になった場所(0.15ha)での「葛」の除去。いずれも「グリーンモンスター」。根元という根元を切り離し、地下茎まで切り刻み、文字通りの徹底除去をしてくださりました。社風でしょうか?(笑)手を動かしながら、声を掛け合って、口も動く。チームワークです。作業って、こうありたいなと思います。

 組合執行部イチローさんが、頼んでなくてもブログを書いてくれると期待し、私からはこのぐらいで。皆さん、今回もありがとうございました。葛との戦い、また前進しました。

 ここはこのままでは今夏中にもう一度伸びてきます。ですのでプロの手がもう一度入ります。それでも100%駆逐にはならないと思います。来年も頑張って、弱体化させるしかありません。

防潮堤法面1ヵ所目 Before

 

After(20分で完了)
防潮堤法面2ヵ所目 Before
After(1時間後完了)
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