吉田です。「東日本大震災よりも揺れた」と福島の人が言うほどの、3月16日夜半の揺れ。翌17日、20日は、東京-名取を東京の大学生たちと車で往復。福島の最北東、新地町では、道はデコボコ、真っ二つになった道路まであり、多くの家々の屋根瓦が破損。自衛隊が給水作業をしていました。30日には再度往復し、相馬市を通りましたが、民宿や旅館は営業停止、松川浦の絶景道路は通行止め、入江沿いの集落前の堤防は海に崩れ、歩道橋の崩落までありました。2011年3月、2021年2月に続く3度目の大きな被災に、言葉を失った次第です。

 2022年公募ボランティア初日には、宮城、山形、東京、千葉、神奈川の大学生で賑わいました。開幕戦から幸先がいい。前日、広島県支部の事務局長さんとオイスカ顧問の畝川さん(中国電力)と若い従業員さんら4人と、東京本部元インターンの女子大学生、大槻さんも合流。大学生たちは、「雨でも力仕事したい」と言うので排水口2つを託したら、大槻さんの指導もあって半日で完成。雨でひどく寒いのによく頑張ってくれました。夜はジンギスカンを堪能。

 この日は、大阪のUSJ従業員さん5人、IBEXエアラインズの5人、それに中国電力、海岸林リピーターズ、大学生たち35名。本数調整伐実施後の見学を織り交ぜながらも、なんだかんだと終日、いつもの「溝切り」を。2018年に植栽した3.81haの大きな多湿地帯を手掛け始めて3年。まだ終わりが見えたとは言えませんが、よくもここまで進んだなあと。この日は35人で、0.3ha、1,500本が直接的に改善されたと思います。気づけば、排水口が6つも増えました。

 SOMPO環境財団支援の学生インターン3名が(オイスカ本部2人、名取1人)、「8ヵ月間の総まとめオンライン報告会を現場からLIVE配信したい」と言ってくれたので、学生の参加者は、昼過ぎから1時間は現場に出ず、聴講してもらいました。宮城、東京と離れていて、オンラインでしか会ったことのない者同士が進んで企画をしてくれたこと、初めてのボランティアで出会った学生たちが、ここで縁が出来て再会を誓っていること、突っ走って、大人にブレーキかけられるイキの良さも含め、若い衆だけでなく、みんなにいろいろな刺激があったと思います。4ヵ月ぶりのボランティアとの実戦は、われわれも感覚が戻ってなく、反省点もありましたが、いい開幕戦ではあったと思います。

 cf. 東京本部で書き終えた途端、また揺れました・・・

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