これまで名取の海岸林を訪れた外国人は50ヵ国以上数百人。
(途中までは記録していたのですが、近々数えなおします)
ブログカテゴリー「海外との連携・発信」
震災から数年は、外務省がフォーリンプレスセンターに委託して募集したマスコミが多かったです。
最近は、技術やプロジェクト運営を研修に来る、「その筋」の人がすこし増えました。
2013年にフィリピンを襲ったスーパー台風「ハイエン」の後は、オイスカフィリピンの会長で、
フィリピン市町村連合会会長のロハスさん一行が、2度目の視察で8時間ボランティアを2日間体験。
オイスカタイの会長一行も3日間体験。タイ事務局や政府職員は3回も4回も研修として来てくれています。
「子供の森」計画の親善大使や、国内勤務の外国人職員も来ましたし、我がオイスカ管内で来てない国は
ほとんどないのでは? 地味ですが、コンスタントに外国人が来ています。
2016年以降は、JICAによる海外政府職員のためのEco-DRR研修も今年で4回目。
もちろん、ボランティアにも外国人が参加してくれています。
第1次10ヵ年計画の終わりが見えてきたいま、満を持して、自前で研修を主催します。
研修の方向性は、昨年の11月頃内部的に机上にあげ、ゆっくり煮詰めてきました。
研修には中野悦子理事長も参加し、インドネシア、フィリピン、スリランカ、バングラデシュ、
メキシコ。名取には来れませんが内モンゴル、タイからも、最前線のバリバリの現場責任者が集い、
主に東京と名取と栃木県の足尾で研修をします。
1年前、私自身も森林が持つ防災機能を集中して学び始め、足でも稼ぎました。
まだまだ学習は足りません。ですが一つ思うのは、伊達政宗、武田信玄、加藤清正・・・
日本は400年前から森林を使った防災減災に取り組んでいます。
日本人による国際協力としてEco-DRRは、インフラのソフト面の輸出としても格好の材料であるし、
自分たち自身にとっても温故知新。これまでのオイスカの地域開発ノウハウにEco-DRRが加味されたら・・・
世界の気候変動による変化に対し実践的な対応になるかと。