子ども係レポート 「子どもにありがとう」編
広報室の林です。
20日のボランティアの日、私は子ども担当を命ぜられました。
この日、最年少4歳~9歳の子どもたちが参加しており、
彼らが安全に活動できるように目を光らせる?係です。
何でもやってみたい最年少、4歳のI君は、
スコップで穴を掘るといって、お父さんに連れられ
大きなスコップを片手に溝切り部隊に加わりました。
……が、当然子どもには難しく
すぐにツボ刈り部隊へ。
子どもたち、鎌を手に、しっかり働いています!
でもよく見ると、みんなで頭を突き合わせて
虫を探していました~~~!
I君のお兄ちゃん、一番右の少年は虫博士。
虫を見て、「あ、これは足が2本取れちゃってるなぁ」と言ってみたり
「節足動物っていうのはね……」と小さな子たちに教えてみたり。
女の子たちも虫を怖がったりすることなく、
草が茂ったところにもどんどん入っていきます。
たくましい!
午後は、キツネの巣穴探検に行きました。
うっかり写真を撮り忘れてしまいましたが、
草で覆われた巣穴はもうキツネが住んでいない様子。
それでもたくさんある巣穴に子どもたちは大興奮。
でも、遊んでいただけではありません。
周辺に生えているツルマメをせっせと抜いてくれました。
みんなでしばしツルマメと格闘。
子どもたちもすぐに見分けられるようになり
競って、根っこから抜く努力をしてくれました。
子どもたちは海で遊んだことがないというので、
防潮堤を越えて海に行くことに。
それまで虫などを怖がらなかった子どもたちが
「でも海って怖いんだよね~」と急に言い出しました。
津波が来たことを周囲の大人から聞いているから?
波にさらわれるのではないかと怖いのかな??
そんなことを思っていたら
「海には危険生物がいっぱいいるんだよ。
カツオノエボシは海に入らなくても海岸に打ち上げられている
こともあるからすごい危ないんだよ」と虫博士。
子どもたちは図鑑などでたくさんの知識を得ているのですね。
すごいなぁ~。
きれいな貝殻を拾いながら波打ち際へ。
長いこと波と戯れていました。
この後、大きな波が来た時、逃げ遅れた何人かは
長靴の中に水が入ってしまいます(笑)
海水が入った長靴でもなんのその!
一番のちびっこは、海の大きな落とし物と力比べ。
何でも楽しいってすばらしい!
この日、終わりの会で彼に感想を言ってもらいたくて
事前に「みんなの前で今日楽しかったこと、お話しできる?」と
確認すると、ちょっと困った顔になったので断念。
しかし、各社の皆さんがみんなの前で感想を述べているのを見て
自ら前に歩いてきてお話をしてくれました。
「一番好きな遊びは、海で遊ぶことです!!」
溝切りやツルマメ取りに汗を流した
大人の皆さんから笑いがもれました。
子ども係、長靴は濡らしましたが、
迷子を出すことなく、ケガをさせることもなく
「もう来たくない」と言わせることもなく
無事に任務終了!
最後までずっと楽しそうな笑顔を振りまいてくれた
子どもたちに感謝です。