宮城県庁の方がいらっしゃいました!

2018年9月7日( カテゴリー: 現場レポート )

こんにちは、インターン生の大和田です。
9月4日に宮城県庁の方がいらっしゃいました。
今日いらっしゃっていたのは職員の方2人と宮城県庁のインターン生(しかも同じ大学!)なので常に専門用語が飛び交っていました。
名取市にも台風が近づいてきており雲行きの怪しい中、海岸林を南から北まで見てまわりました。

宮城県庁の方々

宮城県庁の方々


今日は育苗場から見ていきました。
種まきは2012年から始まっており、被災された地元の農家の方々の力をお借りしながら種まきと育苗が行われ続けているそうです。
ここで2年間過ごしたマツは育苗場を卒業し、植栽されます。
マツの保育園のような場所ですね。
晴れて1歳になったマツたちは根を地面から離され、地面から水分と養分を取れなくなり、一層根を出してたくましくなります。
小さい頃からとてつもないスパルタ教育をされているのです。
人間で言うと小学生になる前から一人暮らしするようなものでしょうか……。
1歳のマツ

1歳のマツ


南側に一本だけ立っているマツも見ていきました。
こちらのマツはなんと約120歳!
育苗場のマツもいつかこれくらい大きくなるのでしょうか。
数十年後、数百年後まで見届けたいものです。
120歳の一本松

120歳の一本松


吉田さん曰く、伊達政宗の頃、つまり400年近く前から海岸林がつくられたそうです。
400年前から海岸林は必要だと考えられていたとは思いませんでした!
2011年に海岸林はほとんど流されてしまいましたが、その中には伊達政宗と同じ時代を過ごしたマツもあったのかもしれませんね。
生物多様性についてのお話もありました。
マツ以外の植物を全て切って潔癖なマツ林にするのではなく、これからもずっと残る林にすることが重要というお話が印象的でした。
実際にマツの周りを雑草が囲んでいる場所や防風垣に葛が絡みついている場所も多々あります。
植物だけでなく、様々な動物、鳥、昆虫が海岸林にいます。
海岸林を飛ぶ猛禽類はなんと6種類もいるそうです!
さらに最近は珍しいトンボも多いようで、顔の青いトンボが3種類ほどいるのだとか。
私は写真に収められなかったので、見たい方はぜひボランティアに参加してください!

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