5月2日から、ADB(アジア開発銀行)の第51回年次総会がフィリピン・マニラで
開催され、オイスカからは、海岸林チームで国際関連も担当している東京本部職員、
フィリピン人のグラゼンさんとフィリピン総局会長やマニラ事務所職員が
CSO(市民組織)プラザで世界の有力NGOと並んで、2日間ブース展示を行いました。
2013年11月のフィリピン台風「ハイエン」からの海岸林等再生の復興支援と、
名取の海岸林再生プロジェクトがメインの展示となりました。

会場内に入る資格は簡単に得られるわけはなく、このような公式イベントでプレゼンするのも、展示するのも当然大変なのです

会場内に入る資格は簡単に得られるわけはなく、このような公式イベントでプレゼンするのも、展示するのも当然大変なのです


今回の年次総会は、SDG’sに対する取り組みやCSOとの協力関係なども含まれる
ADB新戦略がテーマ。東日本大震災以降は、世界の国際機関の潮流に沿い、
災害発生後の対処よりも防災・減災など事前対処に力点・予算などをシフトする方針に
移行しています。
当プロジェクトも2012年世界銀行、ADBの各年次総会公式サイドイベントにて
活動紹介を行っており、昨年の横浜開催では清藤城宏先生がプレゼンを行いました。
帰国したグラゼンさんから報告を受けました。
「ハイエンからの復旧にあたっては、オイスカフィリピン総局会長以下、職員は
名取訪問を何度も繰り返し、作業にも加わり、プロジェクト運営の重要な部分を
参考にしました。おかげさまで、目標を計画に沿って達成できました。
とくにADB職員や南太平洋諸国職員からプロジェクト視察方法の質問を受けました。
JICAのECO-DRR(森林生態系等を活用した防災・減災)の研修スキームを利用しては
どうかなどと答えました。私が考えた展示はうまくいきました。入口を広く使いましたから、
正直言って、足を止めて展示を見てくれる人ばかり。海外向けの資金スキームの
情報も手に入りました。こういう機会はいいアイデアとネットワークができますね。
出張させてもらってありがとうございました」
左がグラゼンさん。名取には少なくとも30回は来ているでしょう

左がグラゼンさん。名取には少なくとも30回は来ているでしょう


来年はフィジー開催と決まったそうです。

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