7月16日(土) ボランティアの日活動レポート うれしい&ありがとう編
広報室の林です。
今回のボランティアはいつもにもまして参加者の皆さんの思いに
ありがたいなぁという気持ちが湧いてきました。
まず朝のこと。
栃木から車で通ってきてくださっているMさんが私たちより先に事務所に
到着していました。いつも夜のうちに出て、途中で仮眠を取って現場入りしてくださっています。
「倉庫あけてもらっていい?」と動き出したMさん。
駐車スペースがタイヤの跡でボコボコニなっているのをレーキで平らにしてくださいました。
それが終わると電車で来られる参加者を迎えに美田園駅へ。
こんなスーパーボランティアさんに支えていただいていること、本当にありがたく思います!
いつもご夫婦で参加してくださる宮城ニコンプレシジョンのSさんが
大きな箱を抱えて車から降りてきました。
「社長からの差し入れです」と。
数日前、Sさんから「今度のボランティアの参加者は何人ですか」とメールをいただいていたのですが、差し入れのために確認をしてくださっていたのですね。個包装の“おからかりんとう”が3箱も!!
しかも、このかりんとうを選んでくださったのは県内の社会福祉・自立支援施設で作られている製品だからとのこと。こういう応援の仕方がさらっとできるってすばらしいなぁと感激しました。
お昼休みに参加者の皆さんに配らせていただきました。
みんなでおいしくいただきました!
ありがとうございました。
お昼休み、女子更衣室でみんなでお弁当を食べていた時のこと。ボランティアとして参加してくれていた「名取市海岸林再生の会」のYさんがナスの漬物を差し入れしてくださいました! おいしかった~!!
そして今回嬉しかったのは名取市内から女性が3名参加してくださっていて、お弁当を食べながら
「ボランティアさんが吉田さんのおススメの居酒屋に行ったって言ってたけど、どこのこと?」
「それって、あそこの串焼き屋さんかなぁ」
「違うよ~それはイオンからちょっとこっち行ったところのあそこでしょ」
「へぇ~あそこのお店っておいしいんだね~」等々地元ネタで盛り上がっていたこと。
だんだん地域に輪が広がっていること、うれしく思います。
いつも軽トラックで来てくださるMさんは、他のプロジェクトのボランティアにも参加されたそうですが
「やっぱりこっちがいい」と。一番体力的にきついうちの現場なのに通ってきてくださっています。
今回が2回目の参加だというMさんは自転車のかごに自宅で育てたというクヌギの苗を持ってきてくださいました。
「名取市民がもっと参加しなければいけないのに、他県から大勢の方に来ていただいて・・・・・・。
そんな皆さんに自分が名取市民だっていうのが恥ずかしくて」とおっしゃっていましたが、
そんなことはありませんよ!! 来られるときだけで構いませんからまた来てくださいね。
今回も本当にたくさんの方にパワーをいただきました。
転勤で宮城から栃木に単身赴任中のMさんは5時間もかけて車で駆け付けてくださり
いつものように奥さまも一緒に参加してくださいました。
大阪から夜行バスで来られたYさんは、せっかく来たのだからと山登りを楽しんで帰られるそう。
いつも大型バスで来てくださるニコスさんは、育苗場から植栽地に移動する際には
快く一般参加のボランティアさんもバスに乗せてくださいます。
文化部だから体力には自信がないといいながら最後まで頑張ってくれた高校生のM君。
震災前の海岸林の様子を知るSさんは、ボランティアの皆さんに当時の様子が分かる
写真や資料を準備してお話してくださり、活動の意義がより深くご理解いただけたと思います。
そしていつも誰よりもフットワークよく動いてくださる地元のOさん。
車で送迎してくださる奥様にも感謝! です。
最後の挨拶で「名取市海岸林再生の会」のYさんがおっしゃいました。
「今日はありがとうございました。草を刈っていただいてクロマツも喜んでいると思います」と。
ずっとクロマツの苗木づくりに携わってくださっているYさんは誰よりもクロマツの気持ちが分かるはず。そのYさんがそう言ってくださったこと、本当にうれしかった!
育苗場から駅までの道、活動を振り返るとありがたい気持ちが心の中にあふれてきて
涙がぽろぽろぽろぽろこぼれてきて、ありがたさを噛みしめながら帰ってきました。
現場に来てくださるボランティアの皆さん、その皆さんを支えている職場や家族の皆さん、
見えないところでプロジェクトのために動いてくださっている本当にたくさんの皆さん・・・・・・。
たくさんの方々の思いがクロマツが育つパワーになっているのだと感じます。
一人ひとりに直接お伝えしたい「ありがとう」ですが、今はこの場でみなさんに。
みなさん、本当に本当にどうもありがとうございます!!