今年の植栽は、確かに根付きました。98%。
ですが、今年はこれまでと現場の状況がまったく違います。
雨水が抜けません。
出張のたび、今まで以上に真っ先に現場に行きます。
私は心配性ではないですが、本当に心配です。
ある方から「オタマジャクシを見た」とメールをいただきましたが、
今までの現場では、局所的にひと鍬入れたら水が湧く場所はありました。
葦が伸びる場所はありました。
しかし、4月・5月から排水溝にずっと水が滞水し、水草が生えて、
排水溝自体が緑色になるなどという事はありませんでした。
これまでの26haでは、何とか透水したのです。
2週間、クロマツが水に浸かったら……
どうでしょう?
去年は3週間連続降雨なし×3回など、乾燥でひやひや。
今年は多雨。過去5年の降水量と比べて一番多い。
しかし、記録的と言うほど多いわけでもない。
私は2週間東京勤務。
6月30日・7月1日に確かに文字通り98%でした。
さっきの電話では「まだ大丈夫だが、昨日の雨が気になる」とのこと。
もしたくさん枯れたら、多くの方からの寄附を無駄にします。
強烈に悔しい思いになるでしょう。
だけど、怒りをぶつける相手は誰もいないと心から思っています。
各関係者も一生懸命対応策を考えています。
以前、工事業者の社長さんが、始業前から自分でユンボに乗って打開しているのを見ました。
それぞれが、与えられた条件で精一杯やるのみです。
昔の人の条件から比べれば、楽なものです。
ただ、なんとか持ちこたえてほしい。根腐れから耐えてほしい。
いまが山場と私は思っています。