2014年植樹祭の植栽地の今
2016年7月5日( カテゴリー: 現場レポート )
当時は再生の会お手製の苗と購入苗を併用したものです。
私個人の見立てですが、再生の会の苗は飛びっきりのイイ苗に見えました。
植樹した場所は大きく二つに分かれます
1.雑草の百貨店
2.雑草すら出ない
みんな、不思議がります。
なんでこんなに違うのかと。
違って当たり前。
この盛土の規模です。100ヵ所以上からの土と思っていいはず。
重機を扱った人のさじ加減で、表土をちょっとでも混ぜたら
雑草が引っ越してくる。
2014年の植栽現場から言えば、南北1.5km。
北端と南端は、面積の半分強は雑草の百貨店。
真ん中は雑草すら生えない。
全体的、平均的に言えば、ずんぐりむっくりの形を保ち、枝数も豊富。
力枝が低い位置から伸びている。惚れ惚れする姿。
ただ、いま良ければ、これからもずっと良いままなのか?
そうとは限りません。たぶん。
枯れた苗を抜いたら、地中の滞水によって根がZ型に変形し、
直根が横に伸びているものもありました。
誰かが悪いわけではないのだと思います。
ここでやるしかないんです。だから燃えています。
森林総研のこの人ぞという方に尋ねたことがあります。
吉田:「ここではいつ本数調整伐(間伐)はいつ始められるでしょうか?」
その方:「ここでは誰もわかりません。人工で盛った場所ですから。
ただ、樹高平均が1mになったら読めてくるかもしれません」
わからないから面白い。難しいから真剣になる。
当たり前ですよね。