溝切りの威力!!
2016年7月1日( カテゴリー: 現場レポート )
5月21日、高所作業車から現場を見て、佐々木統括と私が思ったことは共通でした。
生長が平均以下の「穴」が見られること。そのことに悔しく思ったこと。
穴は分かっていましたが。
翌日、そのちょっとの悔しさを胸の奥に、全域を5時間かけて歩きました。
これだけ広い現場ですから、庭のような手入れはできません。
どうしようもなく水捌けの悪い場所など、捨てるべき個所はあります。
長たる者、諦めも肝心と思うこともあります。
しかし、去年東京本部のパートの鈴木和代さん一家を含む8月のボランティアに
溝切りをしてもらった誘導灯の南や、東北電力労組や何十人ものボランティアが
何度にもわたって執拗に溝を深掘りした、最南端の空港近くなどのマツを見て驚きました。
「今年はこれだけ伸びますよ」とマツが主張していたので。
もしかしたら、ここはダメかもしれないと思った場所、
諦めることも考えた場所でしたから。
人海戦術にモノを言わせて、水との闘いを力づくで押し切った感じです。
まだ予断は許しません。2年経って、3年経って枯れることもありますから。
それこそどうしようもないです。
この良い結果を見て、みんな合羽のままで撮った集合写真を思い出しました。
鈴木さんには会った途端、報告しました。
ひどい場所は4人がかりで、泥濘に足を取られながらも、防風垣を移動させ、
強引に溝を作りましたね。
佐々木統括にも意見を言ってみました。
「優先順位は考えますが、余力があれば、2年経っても伸びが悪く、水捌けの悪い場所には
無理のない限りで、さらに溝を切ってみたい」と。
私自身の意見は「溝切りは最大2年。ダメな場所は諦める」と考えていました。
これまで常に先手先手で臨み、多くの人の頑張りのおかげで、
何事もターゲットが絞りやすくなっています。
溝切りの場所もしかり。狙うは誘導灯北の中央列。
とくに第3・4区の一部。
多少の雨の中の作業もご覚悟を。
せっかく来てくれる人には申し訳ないのですが。