今年最後のボランティアレポート その2 偽装データ!?
2015年11月25日( カテゴリー: 現場レポート )
今回15ヵ所のモニタリングを4班に分かれて実施しました。
モニタリングは3人一組で行います。
野帳と呼ばれる記録ノートを付ける係
ノギスで幹の太さを測る係メジャーで樹高を測る係です。
野帳には前回の測定数値が記載されています。
野帳係はその数値を比較して、
「お、前回よりだいぶ太った!」「大きくなったなぁ~」と思うのですが、時々「あれ?前回より1㎝小さくなった」というようなこともあります。
指導員S氏は“前回の測定者がデータ改ざんをしたんだ”と笑い話にしつつ、測定の難しさ、データ取得の重要性をボランティアの皆さんに話してくださいました。
1ヵ月も経てば場所によってはかなりの砂が根元に堆積してしまっています。例えば幹の太さを測ろうとしたとき、前回測定した根元は砂をかぶってしまっていて、今回測定した根元は前回より1㎝上だとしたら幹の違う位置を測定しているから積み重ねたデータは正確なものではないということになってしまいます。
意図的な偽装をするつもりはなくても、結果的に“データ改ざん”と言われることのないよう、気を付けなければならないのです。
簡単なようでいて簡単ではない作業なのだと実感しました。