野宿

2015年9月5日( カテゴリー: 現場レポート )

今年100日目、震災から121回目の名取出張。年間150日滞在は変わらない。
東京本部で、近く発送するオイスカ全会員、寄附者あてのDMの
名簿最終確認を終えて、最終電車で宮城入り。
アパート住まいは何度も検討しました。
ですが、今日も最も経費がかからない事務所泊。
美田園駅に着いたのは23時過ぎ。そこから徒歩で25分。
事務所近くは街灯が少なく、足元はよく見えない。
今夜(8/2)は合鍵を手配してもらっているはずだったのだが……
なかった。
夜も遅く、再生の会の人に電話するわけにもいかず。
タクシーを呼ぼうにも先日の雨で携帯を壊してしまい、
登録していた全番号が今手元にない。
ホテルに行くのも面倒で・・・・・・ここで寝るか。秒殺で決めた。(泣く泣く)
ビニールハウスは蚊だらけ。巨大なクモもいた。ネズミも来るだろう。
仕方ない。ま、あそこだな…
鉄板の上は思い切り冷たい。目いっぱい工夫。
何でもいいから燃やして、小さくても煙を炊くと虫は減る。
でも煙が消えると蚊が飛んでくる。雨も降ってきた。
タヌキでも来ないかな…
キジの夫婦が遠くで鳴き合って、お互いを探している。
「ゲー、ゲー」。まったく艶っぽくない声だ。
防潮堤の後ろから、「ドーン」と波の音が聞こえてくる。
明日はUAゼンセンの皆さんと終日現場なのに眠れない。
仕方ない。ビール飲み続けながら、煙炊きながら、
「野宿事件」を手始めに、4年半の裏事件簿でも書き始めて、眠くなるのを待つか…
「意味がないことに本当の意味があるのだ」と言ってたのは誰だっけ?
こち亀の両津勘吉だったかなぁ。
今夜はただのナンセンス。
まあいいや、こういう時もある。

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