海岸林の将来ビジョン形成調査 開始

これからじっくり、3年ほど時間をかけ、「海岸林の将来ビジョン形成調査」と題して、
Post2020年以降の計画を行政などに提案すべく、具体的な動きを始めました。
年間100万円強の費用は、新たに使途指定寄付を求め、すでに半額は快諾いただきました。
行政各方面とは、6月に情報共有・意見交換しており、
一緒に知恵を出し合うことで、前向きな回答をいただいています。
断続的にコツコツ、全国の官民連携の好事例を学び直そうと思います。
これまで4年半、東日本を中心に活動報告会と並行して現場を「下見」してあり、
掘り下げるべき注目ポイントは抑えています。
焦点は、官民連携の組織運営や、市民を巻き込む仕組み、利活用など。

千葉県山武市「蓮沼海岸」 海岸林背後に市立公園あり(2012年5月13日)

千葉県山武市「蓮沼海岸」 海岸林背後に市立公園あり
(2012年5月13日)


秋田県能代市「風の松原」 名取市海岸林再生の会の視察研修(2012年10 月30日)

秋田県能代市「風の松原」 
名取市海岸林再生の会の視察研修
(2012年10月30日)


また、長期費用積算の精度を上げること。
これも全国の事例を参考したいので、意識して情報収集します。
先日香川県では、「松くい虫対策を若齢林のうちから進めてほしい」という
専門家のアドバイスをいただきました。
また長期維持には、オイスカが中心になって集めた費用だけを原資にするのではなく、
官民ともに応分の負担が必要と考えています。
そして提言、提案。
奇をてらった突飛なものは一切なく、先行事例を宮城的に創造的模倣し、
ごく当たり前の提言、提案になると思います。
これまでの歩みの中でも一定の成果を出せたと考えていますが、
Post2020以降の軌道を引くにあたっては、オイスカの役割は非常に重要です。
まず2016年3月までに、協議も繰り返しながら「第1次提言」を行い、
3月12日(土)午後、名取市文化会館で「全国の好事例を紹介するシンポジウム」を行い、
提言内容を報告するとともに、好事例から将来像を炙り出したいと思っています。
北海道えりも町海岸林宮城中央森林組合と視察(2013年8月8日)

北海道えりも町海岸林
宮城中央森林組合と視察
(2013年8月8日)

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