これからじっくり、3年ほど時間をかけ、「海岸林の将来ビジョン形成調査」と題して、
Post2020年以降の計画を行政などに提案すべく、具体的な動きを始めました。
年間100万円強の費用は、新たに使途指定寄付を求め、すでに半額は快諾いただきました。
行政各方面とは、6月に情報共有・意見交換しており、
一緒に知恵を出し合うことで、前向きな回答をいただいています。
断続的にコツコツ、全国の官民連携の好事例を学び直そうと思います。
これまで4年半、東日本を中心に活動報告会と並行して現場を「下見」してあり、
掘り下げるべき注目ポイントは抑えています。
焦点は、官民連携の組織運営や、市民を巻き込む仕組み、利活用など。
また、長期費用積算の精度を上げること。
これも全国の事例を参考したいので、意識して情報収集します。
先日香川県では、「松くい虫対策を若齢林のうちから進めてほしい」という
専門家のアドバイスをいただきました。
また長期維持には、オイスカが中心になって集めた費用だけを原資にするのではなく、
官民ともに応分の負担が必要と考えています。
そして提言、提案。
奇をてらった突飛なものは一切なく、先行事例を宮城的に創造的模倣し、
ごく当たり前の提言、提案になると思います。
これまでの歩みの中でも一定の成果を出せたと考えていますが、
Post2020以降の軌道を引くにあたっては、オイスカの役割は非常に重要です。
まず2016年3月までに、協議も繰り返しながら「第1次提言」を行い、
3月12日(土)午後、名取市文化会館で「全国の好事例を紹介するシンポジウム」を行い、
提言内容を報告するとともに、好事例から将来像を炙り出したいと思っています。