海岸林ボランティア報告 その2
2014年7月2日( カテゴリー: 現場レポート )
こんにちは、昨日に引き続き海外事業部の廣瀬です。
個人的に気になった写真をもう一枚紹介させていただきます。
前日の現場視察を終え事務所へと戻る途中、植林現場のすぐ隣(内陸側)で、
一人作業をされている方がいらっしゃいました。
遠目からではありましたが、よく見るとネギのようなものが植わっています。
どうやら畑で野菜を育てている模様。
「農家復帰第一号じゃないか?」とは担当の吉田副部長。
ここ数ヵ月現場に付きっきりだった彼が言うのだから間違いないでしょう。
震災によって現在の植林地周辺にあったビニールハウスや農地は壊滅し、
今まで農家をされていた方の中には
なかなか農業を再開する気持ちが生まれないという方もいらっしゃるそうです。
そんな中、すぐそばを大型ダンプや重機が砂埃をあげながら通っていく、
まだまだ復旧途上のそんな場所で黙々と野菜を育てるその姿から、
農業に対する強い想いを感じました。
今回残念ながらお話を聞くことはできなかったのですが、
復旧工事が進み、こういった方がどんどん戻ってきて、
また以前のような農地の風景が戻ってくることを祈っています。
もちろん、その向こうに見える白砂青松とともに。