心強い支援者 井上さん その2
昨日の続きです。
【植樹祭当日の感想】
空港から参加者用の無料バスにのりました。
名取市の職員の方々の誘導がにこやかでとても気持ちよい出発でした。
ただ、バス到着地から植樹祭入口までのダンプ道の歩行誘導は
前日打ち合わせのようにはいかず、多くの人は道の真ん中や左側を歩きました。
バスの中で案内が必要でした。私が案内してもよかったのにと反省しています。
快晴・無風。
飛砂で肌が痛いとか、表土に撒いた木材チップがなくなっているといった名取特有の強風がまったく想像できない絶好の気象条件でした。どなたかがおっしゃった「名取の気候をなめてしまいそう」の言葉が印象に残りました。
植樹祭参加者が、支援企業代表以外は宮城県民とくに名取市民だったことに「将来のメンテナンス担当者は地元の人たち」の考えが貫かれていると思いました。産直の会や農協婦人部の女性のみなさんの参加は将来を考えると心強く思いました。この方々のリードで、海岸林の保育の活動にご主人や子どもさん、お孫さんの参加が得られるのではないかと。
「名取市海岸林再生の会」の鈴木会長のお孫さんの参加があり、小さな子でも立派に植えていました。リード次第なのだと思いました。海岸林の保育の将来の担い手を意識した、地元の子ども達の植栽や保育への参加イベントが必要と思いました。そのためには地元の子ども達をリードするボランティアリーダーの育成が求められます。今回参加した大学の学生さん達はその候補生ではないかと思いました。
「もう一回やって!動画撮りたい」と森林組合の人に思わず声をかけました。木材チップをどけて、唐鍬を一発で首元まで突き立て、柄を前方に押して手前の土 を起こし、左手で苗袋から苗をとり、右手で柄を手前にひいて地面に隙間をあけ、苗を挿しこみ、鍬を抜くと同時に両足で土を踏み、木材チップを寄せて植栽完 了。1分かかったかどうか。「1日6時間の作業時間で300本植える人がいる。」と聞きましたが、本当なのだと納得した瞬間でした。「この日までの6万本 は全て活着。植え直し用の苗が不要」と聞きました。スピードと確実性、プロのすごさを実感しました。
森林組合の事後点検の結果、植え直しがゼロだったと聞きました。
森林組合の方々のリードがよかったおかげであり、前日のミーティングが活きたと思いました。