広葉樹苗畑の床づくり:5月16日 播きつけ、床替え床は一般苗畑に準じて床幅1mで
6床を設け、化成肥料(8:8:8)を50g/m2を施した。
掘り取り山出し:5月16-17日、前年播種苗について苗長35cm以上を山出し・海岸林現地植栽用とし、コナラ、クリ各150本出荷した。徒長苗、直根については20cm前後に剪定した。
現地植栽苗:5月17日海岸林植栽地に植えた苗の調査を5月24日おこなった。なお植栽には培養土を一植栽穴に3lを投入し、基本的にコナラ、ヤマザクラ、クリ3本並びで同じ樹種が重ならないように並木上で1.8m(3000本/ha)間隔で約450本植栽した。
調査結果は以下のとおりである。新葉枯れは25%~31%で見られた。これは開葉後の植栽であったためである。今後回復の調査を行う必要がある。ヤマザクラが購入苗で2年生苗である。1mを越す苗長であったので1m以下に剪定した。植栽時の苗高、根元直径も表、図のとおりである。
床替え本数および生長:以下のとおりである。5月17日
ポット苗の床替え苗は成長は落ちるものの、土付きであるため.新葉の枯れも無く、
時期を選ばず植栽可能となるため、ポット育苗も検討する必要がある。
今年度の広葉樹播種:今年の播きつけは5月17日に以下のとおり実施した。
広報の林です。
プロジェクトがスタートしてからというもの
ついついマツに目がいってしまいますが、まだまだ
マツのこと少しも知らないんだなぁ~と思うことだらけ。
先日、清藤先生と一緒に地方出張する機会があり、
そのときにいろいろ教えていただきました。
「マツ科マツ属」のクロマツの学名はPinus thunbergianaといいいます。
先生は「よくマツの名前を挙げさせるとカラマツなんていうのが
でてくるけどカラマツはマツ属じゃないんだよ」といわれました。
私はカラマツすら思い浮かばないほど植物のことを知りません。
(あとで調べるとカラマツは「マツ科カラマツ属」なのだそうです)
先日ある庭園で「大王松(だいおうまつ/だいおうしょう)」を見た際、葉が3本ありました。これまでブログでも紹介したことがありますが、クロマツの葉は、根元で2本がくっついているため“枯れて落ちても二人連れ”などといわれています。
先生に「大王松は葉が3本ですね。ほかにも3本のマツはありますか?」と聞くと「二葉松(にようまつ)、三葉松(さんようまつ)、五葉松(ごようまつ)とあって・・・」と説明してくださいました。
思わず笑ってしまったのは自分の勘違い。“ごようまつ”とよく耳にするのに私の頭の中の漢字変換は“御用松”だったこと。なんだか高貴なマツを想像していたのに・・・・・・(笑)。
それから花のこと。
ここのところ現場で頂芽(ちょうが/マツの一番先端部分です)に花らしきものをよく見かけます。赤紫の、マツボックリの形の小さな花。
花といいながら、花だという確信が持てなかったので、清藤先生に聞いてみました。
やはりこれは花で、2年目にマツボックリになるのだそう。確かに頂芽の根元に茶色の小さなマツボックリがついているのを見かけました。花と同じ形だったので、なんだろう??と思っていたのです。
謎は解決! 今年頂芽の先端についた花のそのまた先に頂芽が伸び、来年はここが頂芽の根元になるのです。
マツの生態、おもしろい!
↓ 拡大しました。わかりますか??