広報室の林です。
4月21日、名取事務所には約30名が集まりこれからスタートする植栽に関する
講習を聞いていました。参加したのは「名取市海岸林再生の会」のメンバー、
宮城中央森林組合、そして仙台市森林アドバイザーの会の皆さん。
林業に疎い私も皆さんと一緒に参加させていただきました。
140421造林講習会DSC_5766 (8)
名取事務所の佐々木統括から改めて基本的な考え方が示されました。
「海岸林再生プロジェクト」は、治山事業の基準で取り組む
以前、林野庁の方が
「1haでできることと100haでやらなければならないことは違うんです」
と説明されていた際、その表現にとても納得していたのですが、
植栽を目の前にして実感を伴う理解として心の中にすとんと落ちました。

石がゴロゴロゴロゴロ


これから植える場所は、植栽基盤工事で造成された盛土の上。表面はガチガチ、貧栄養で、石がゴロゴロしている最悪の条件。よい土は農地復旧に優先されるでしょうし、1haだけなら植穴に肥料をたっぷりいれて、苗が育ちやすい条件を作れるのかもしれません。ただ、それではあまりにもコストがかかりすぎます。
1haでできることと100haでやらなければならないことはやはり違うのです。
プロジェクトは事業規模で進められます。
多くの企業・団体や個人の方に「ボランティアで植栽をしたい」とのお申し出をいただきますが、やはりこの地での植栽はプロにお任せするのが正しい判断だと感じます。
一般市民がボランティアとして参加して、活動体験ができる森づくりと
治山事業として進められるべき森づくりは違うのだという理解が進むといいなぁと思います。

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