仙台駅前写真展を振り返って
2013年12月13日( カテゴリー: プロジェクト推移 ~要約版~, 現場レポート )
多くの皆さんのお心遣いあって、3日間の写真展は3,000人に説明しチラシを配り、盛況にて終わりました。
「取っ掛りは、一分以内でポイントを話そう」「感じたことを自然に話していただこう」と心掛けました。
最終日は幅広い年代と話すことができました。
我々のHPを見て卒論を書くために来た工学部の女子大生など、20代の方とも。
最後にお目にかかった男性は私と同年代。
恐らくこれから新幹線に乗り込むバリバリのビジネスマン。にも関わらず心に余裕があって、
力のある目で私の目を見て話を聞いてくださいました。強く印象に残りました。
その少し前、カラダが大きく、背筋が伸びた男性。CMに出てくるようなコートの着こなしのビジネスマン。
さっきから食い入るように見ている。ポイントを話そうと一歩近づくと、その目は赤い。
話しかけようとした途端、何重にも頬に溢れた涙。込みあげた気持ちが伝わりましたが、何とか堪え。
ですが、お互い言葉にならず、お辞儀程度しかできませんでした。
振り返れば、何人の涙を見たことか。
まさに自分自身が渦中の方のお話も、身に余るお言葉もたくさん伺うことができました。
クロマツ、海岸林。
技術の本筋を話すこと、海岸林再生の意義を話すことはもちろん大事です。
ですが、そもそもの原点は何かと改めて思います。
色々な立場で頑張る人、応援する人、協力くださる方たちの生き様を伝えたい。
仙台駅での3日間を終え、広い海で存分に泳いで、潮の流れも、海水の温度も感じたような気持ちです。
皆さんの顔が浮かびます。ありがとうございました。
明朝、現場周辺を一巡して帰京します。