まとめシリーズ⑥ 全体概況(経済同友会での発表より)

2013年6月21日( カテゴリー: 本部発 )

秋まで草取りに忙しい (撮影:6月5日)

秋まで草取りに忙しい(撮影:6月5日)


6月6日(木)経済同友会メンバーへのプレゼンの機会をいただきました。
その際の佐々木・吉田の発表等より、現在までの実績を抜粋してお伝えします。
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来年2014年4月からの植栽開始を見越して、これまでの2年間準備を進めてきた。

来年春・秋植栽分として、約20haに相当する苗木の供給体制が整った。

来年の出荷目標はクロマツ95,000本。広葉樹は2,500本。
震災後半年の調査・協議期間を経て、2011年9月末より募金を開始。
現在、約1億6000万円の寄附金・民間助成金をいただくことができた。
2年間の支出総額は4,500万円。
「将来の植栽・育林のための積立金」(特定費用準備資金)は、
計画通り5,000万円を積み立てることができた。
寄附者数内訳は、個人1,000人以上、法人300社以上。
この他、西友の「レジ募金」、高島屋カタログギフト等の「寄附つき商品」、
三菱UFJニコス等の「ポイント寄附」、ANAの「マイレージ寄附」、
東急ストア・三菱UFJニコス等の「顧客との省資源化努力に伴う寄附」など
支援企業・団体等の協力を得た広報啓発活動を並行させている。
その分、実質的協力者数をカウントするのが難しい。
名取市は国の治山工事(盛土等)が急ピッチで進められており、
名取市海岸林全138haのうち、工事対象は126ha。
そのうち90haの盛土等の工事が既に発注されている。
(植栽はまだ行われていない)
名取の大変厳しい寒風害・乾燥などの環境、植栽後に枯死した箇所の補植も計算し、
来年の苗木必要量は最大15万本と見込んでいる。
昭和40年の名取市内の県有林植栽では、50%が枯死した歴史もある。
不足分は、我々も加盟している宮城県種苗組合の傘下にて需給調整、購入する。
名取市治山工事全景。左端までが名取市。奥の白色が防潮堤。手前が治山工事。

名取市治山工事全景。左端まで名取市。奥の白色が防潮堤。
手前が治山工事


前年度から比べ、
育苗場使用面積は10倍。
農場雇用人数は前年度の22人から、現在は30人を超え年間雇用時間は最大8倍になる見込み。
除草などのボランティア活動も、夏場から実質的に開始する。
将来の植栽は2014年から2020年の7年間にて約60万本を実施。
その後の下刈り・つる切り・除伐等の育林は「2033年」まで継続。そのための全体経費10億円を、前倒して集めていく。

引き続き、ご理解・ご支援のほど、よろしくお願いします。

盛土の上に飛砂を抑えるため、倒れたマツを使ったチップが敷かれている

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