津波でクロマツが倒されてしまった海岸林を歩くと、こんな小さな苗に出会うことがあります。 これは、落ちた種子から自然に生えてきた実生苗(みしょうなえ)。 人の手によって植えられ、大きく育ったクロマツは津波で倒されてしまいましたが、 その根元で彼ら実生苗が津波に負けず、けなげに育っているのをみるとうれしくなります。 赤ちゃんのように見える苗ですが、実はこの大きさで5年とか10年という年月がたっています。 自然の回復力に任せるのではなく、人が手を入れて海岸林を守っていくことの必要性を感じます。
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