みなさん、こんにちは。海外事業部の山本です。
オイスカはアジア・太平洋地域を中心に、地域の発展を担う若者の育成に取り組んでおり、各地に研修センターがあります。日本国内にも4つの研修センターがあり、毎年、海外から研修生が学びに来ています。
そして今年も新しい研修生がやってきました!
先日、成田空港に到着し、翌日に四国研修センターへ向かう研修生のサポートに行ってきました。
1月31日、夕方。成田空港の到着ロビーでメキシコからの研修生ナンシーさんを迎えるために待っていました。事前に写真は見ているものの、初対面なのですくに見つけられるか不安でしたが、一緒に出迎えた海外事業部 人材育成担当の日置さんが、「あ、そうじゃないかな」と気が付き、「ナンシーさん?」と声をかけると、「はい!」と、スムーズに会うことができました。
「お腹すいてますか?」と聞くと、「あんまりすいてないです。飛行機のなかでも食事があったので。時差があるので、ちょっと疲れました」ということだったので、すぐにホテルへ向かいました。ナンシーさんは翌日の朝の便で四国へ向かうため、この日は空港の近くに宿泊です。
ホテルに向かうバスを待っている間、先輩研修生の話をしました。ナンシーさんの前にもメキシコから研修生が来日しており、先輩たちから日本での研修の話を聞いたり、日本語を教わったりしたそうです。日本語はひらがなをすでにマスターしていて、私が先輩研修生から受け取った日本語のメッセージを見せたときにも、すらすらと読めていました。ナンシーさんは、「日本語で言われていることはある程度わかるけれど、自分から話すのが難しい」と言っていました。これから日本語でいっぱい話せば、きっと上達しますね!
私たちは簡単な英語での会話していたのですが、ナンシーさんはいろいろな話してくれました。バスに乗っている間は、ナンシーさんの出身地やその近くの有名な場所、メキシコのオイスカの活動の様子などを、写真を見せながら教えてくれました。
チェックイン後、少し休憩してから、近くにある牛丼屋さんに夕食を食べにいきました。よくある日本の料理ですが、「大丈夫です」と食べていました。せっかく日本に来たのだからいろいろ試したいという気持ちがあるようで、注文を決めるときにも「味噌汁、飲んでみたいです」と自ら言ってくれました。味噌汁に揚げが入っていて、「これは何ですか?」と聞かれ、なんと言ったらいいか迷い、結果「Fried Tofu(揚げた豆腐)」と答えました。伝わったような伝わらないような……?
ナンシーさんは特に苦手な食べ物はないということでしが、たこは好きではないそうです。「でも、日本の料理でたこ焼きはおすすめだから(私が個人的に好き)、食べてみてもらいたいなぁ」というと、「たこ焼きは2種類ありますね」というので、「え?」となりました。話を聞くと、メキシコではたこ焼きというと、たこが入っているのと、えびが入っているのと2種類あるのだそうです。ところ変われば品変わる。おもしろいなぁと思いました。
ナンシーさんは今回が初海外だそうです。「行ったことがある国はどこですか?」と聞かれ、私の返答の中にタイの名前が出たとき、ナンシーさんの顔がパアッと明るくなりました。ナンシーさんはアジア、特に韓国、日本そしてタイの文化に興味があり、タイは行ってみたいと思っている国だそうです。それを聞いて「オイスカはタイでの活動もあるし、行けたらいいね!」と夢を膨らませたりしました。
次の日は、5:30に出発しました。長旅の後にも関わらず、ナンシーさんは準備万端! といった様子でした。空港でチェックインと荷物預けを済ませると、朝食を食べました。「知っているスペイン語はなんですか?(メキシコは主にスペイン語が話されています)」と聞かれ、「Gracias(ありがとう)」「Hola(こんにちは)」しか思い浮かばず、自分がいかに知らないかを痛感しました。一方、でかでかと「本」と書いてある壁を指して、私が「あの字、読めますか?」と聞くと、「ほん」と即答し、「意味は?」と聞くと「Book」と答えの出てくるナンシーさん。良く勉強しているなぁとしみじみ感じました。
国内線は保安検査場の前に行列ができていて、ちょっと焦りましたが、ナンシーさんは無事、四国へ向けて出発!
これから研修がはじまります。今後の成長が楽しみですね!