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ウズベキスタン 本部スタッフ
本部・啓発普及部の林です。10月22日~27日に開催したウズベキスタンスタディツアーでの体験を複数回にわたり、ご報告します。
(前回のブログ)
この日の目玉は、オイスカの現地のカウンターパートであるカラカルパクスタン農業大学の訪問。学生さんたちが民族衣装をまとい、玄関で盛大に出迎えてくれました!! 皆さん大感激。日本からお客さまを迎えるからと、学長のベッカ先生が心づくしのおもてなしをしてくださいました。また、ベッカ先生自ら大学構内を案内してくださり、温室なども見せてくださいました。大学で栽培した野菜を展示した場所では、メロンの試食もして、皆さん甘さにびっくり!
沙漠緑化プロジェクトのための苗畑も見学。
土や水の問題もあり、順調な生育とはなっていない状況でしたが、この乾燥地で緑化を進める難しさを皆さんにも感じていただけたのではないかと思います。カラカルパクスタン農業大学の皆さん、どうもありがとうございました!
ここからはバスでムイナクへ移動。いよいよアラル海の沙漠の入り口、ムイナクに向かいます。
道中目にしたのは、たくさんの綿花畑。旧ソビエト時代、この綿花栽培のための過剰な灌漑によりアムダリア、シルダリアの2本の河川が干上がり、アラル海への水の流入がなくなったことでアラル海が干上がってしまったと言われています。かつては収穫期に大学生などが綿花畑に働きに行くことがよくあり、出会いの場にもなっていたといったお話も聞きました。
ムイナクに到着。まず向かったのは船の墓場。皆さんが眺めているのはどこまでも続く沙漠と、そこにある錆びた船の姿。ここが湖だったことが、にわかには信じがたいこの光景にしばし絶句。
午前中に訪問したカラカルパクスタン農業大学には、オイスカの訪日研修生OBが2名います。昨年西日本研修センターで学んだティムールさんと、今年四国研修センターで学んだジャンボさん。
同行スタッフの山崎君は、センターでジャンボさんの指導をしていましたので、再会をお互いに喜んでいました。
この日滞在したムイナクは、外国人が宿泊するようなホテルがほとんどなく、30人を収容できる唯一のホテルも水が出ない、鍵が閉まらない、電気がつかない、ブランケットが足りない、トイレの水が流れない……等々さまざまなトラブルが発生。
皆さんにはご不便をかけしましたが、家族総出で夕食の準備をしてくださり、各部屋を回ってトラブルの解決に向けて動いてくれたホテルの皆さんにも感謝! 明日はいよいよ沙漠での植林本番。6,000本の植林の様子はまた次回ご報告します。