2023年10月10日

グローバルフェスタ終了! イベントにご参加くださった皆さまありがとうございました!

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  • ボランティア・インターン
  • 海外スタッフ
  • 皆さんこんにちは!

    ウズベキスタン プロジェクト調整員の青山と、学生インターンの梅本、中屋です。

    9月30日(土)~10月1日(日)、国内最大級の国際協力イベントである「グローバルフェスタJAPAN2023」が開催されました!

    今年は東京国際フォーラムを会場としたリアルでの実施のほか、サブステージとしてオンライン会場も設けられ、ハイブリッド体制で行われました。今回のテーマは“世界をつくる国際協力。仲間は多い方がいい!”ということもあり、日本中のさまざまな国際協力団体が参加し、たくさんの対談やワークショップが企画され大きな賑わいを見せていました。

    リアル会場に行ってきました!社会課題の解決のために熱い想いを持って行動されている方々といろいろなお話をさせていただき、大変刺激的な機会となりました!(中屋)

    そんな本イベントの1ブースにて、10月1日に私たち3人もオンライン出展させていただきました!
    その名も「とにかく社会をよくしたい学生集合!2000年生まれのオイスカ女子と考える国際協力」。

    世界をよくするために何か活動をしたい。けど、何をしたらいいか分からない……。そんな想いを持っている学生たちにとってネクストアクションを踏み出すきっかけを作りたい!との想いで企画しました。

    イベントでは、梅本さんによる司会進行のもと、環境破壊が起きている現場を訪れた青山と中屋からそれぞれウズベキスタンインドネシアでの様子や、現地での活動を経て感じたこと、これから国際協力に携わる上での決意をお話させていただきました。

    (インドネシア)高潮によって沈んでしまった村。
    (ウズベキスタン)アラル海の沙漠化による影響
    は、現地の方の暮らしを苦しめています

    こんな場所をこれ以上増やさないために、オイスカは植林活動を続けています



    当日は学生だけでなく社会人の方など20人以上の方にご参加いただきました。質疑応答の時間も皆さんからたくさんのコメントをいただき、あっという間の1時間でした。

    ここで、当日いただいた質問とそれに対する回答をご紹介します。

    ―インドネシアについて

    Q, 育ってきたマングローブ保全が今、課題のようですね。

    A, おっしゃる通りで、枯れて放置されているマングローブも多く見受けられました。
    オイスカではマングローブツーリズムの振興、マングローブを極力伐採せずマングローブとともに魚を育てる持続可能な養殖、マングローブに咲く花の密を収穫させる養蜂など、産業の創出や促進も行っています。

    Q, トビタテ※のプログラム中は具体的にどのような活動をされていたのでしょうか。

    A, オイスカのスカブミ研修センターで研修生と一緒に有機農業・畜産・料理・裁縫、「子供の森」計画のワークショップ・植林活動、伝統的な生活を営む共同体(カセプハン)の研究、マングローブ植林地の視察などなど半年間とは思えないほどいろいろな経験をさせていただきました。

    ※トビタテ……日本の文部科学省が学生の留学を支援する「トビタテ!!留学JAPAN」のこと。中屋はこの枠組みでインドネシアに留学し、オイスカの活動を体験

    Q,インドネシアで水没してしまった村に住んでいた方はどうされたのでしょうか?

    A, 床を斜めにしたり、土を入れて家の高さを上げていたり、寝る時は板を敷くなど工夫しながら生活しています。

    Q, エビの養殖池の面積は今も増え続けているのでしょうか

    A, エビの生産量を2024年までにさらに年間200万トン増やすことを目標にしているというデータ(JICA HP)があるため、近年も増え続けているのかもしれません。2015年までは養殖池が増えているデータはありました。オイスカの植林地では、持続可能なエビ養殖が行われるようになっていたりとエビ養殖における問題を解決しようとするための動きがあることも事実なので、これからも相手国を想った行動が増えれば問題の解決につながると思います。

    ―ウズベキスタンについて

    Q, ウズベキスタンの活動のゴールはなんでしょうか?/アラル海に植林するとのことですが、湖に戻すという考えはないのでしょうか

    A, ウズベキスタン政府によるとウズベキスタン側のアラル海を湖に戻すことは不可能だと言われています。(イミダス HP)なので、本プロジェクトでは、湖に戻すのではなく、現地政府が取り組む沙漠緑化に協力し、沙漠化による被害を植林によって軽減することを目指しています。現地の大学とは研究面での協力を、林業局とは大規模植林での協力をしていきます。

    Q, 青山さんがアラル海を見て一番はじめに思ったこと・感じたことはなんですか?

    A, 「70年前は湖だったのか…」という衝撃が大きかったです。沙漠が広がっていて、とてもじゃないですが、湖であったと想像することはできませんでした。

    Q, 干上がったアラル海はかなり広大だと思いますが、オイスカ以外に植林活動をしている団体はありますか?

    A, ウズベキスタン政府やヨーロッパ、中国などです。日本よりもアクセスしやすいことが理由だと思います。日本からはオイスカ以外にアラル海で植林をしている団体はありません。ですが、カザフスタン側のアラル海では日本のNPOも植林活動をしているそうです。

    Q, ウズベキスタンでの暮らしの水(飲料水など)への問題はありますか?

    A, ホームステイをして感じたことは、水を大切に使っているなということです。皿洗いした水を溜めて庭の植物にあげたり、週に1回まとめて洗濯し、その水を使って家の掃除をしていました。

    ―2人への質問

    Q, 現地では日本はどのように見られているのでしょうか?日本人として活動を意識することはありますか?(日本人で良かったこととか?)

    A,(中屋)特に若い人は日本のアニメや歌をよく知っていて親日の方が多い印象を受けましたが、ご年配の方の中には歴史的なこともあり日本に対する印象がよくない方々もいるという話も聞きました。また、日本人には礼儀正しく綺麗好きというイメージがあるようで、私も日本人として恥じない行動を心がけていました。

    A,(青山)ウズベキスタンも親日国です。インドネシアとの共通点は、日本のアニメが人気なこと。「鬼滅の刃」や「ナルト」のTシャツが至る所で売られています。偶然仲良くなった現地の高校生も「ナルト」が大好きなの!と話してくれました。あとは「おしん」が有名で、昔はテレビでも放送されていたそうです。今では先進国と言われる日本でも昔はこんな大変な時代もあったのだと、共感してくれるそうです。

    そんなイベントを終えた、3人からの感想です!

    ―梅本

    まず中屋さん、青山さんお疲れさまでした!!!それから、この企画のためにご準備くださったオイスカスタッフの皆さま、グロフェスに携わっていた皆さま、ありがとうございました。

    今回、司会進行をやらせていただいて、普段聞かないような現地での体験談や当日に向けた準備時の念入りな打ち合わせを見聞きすることができ、参加者の一人として、とても勉強になったとともに、イベントの企画の裏側も知ることができる貴重な経験となりました。

    お二人の、海外に行き、現状を知り、何か自分にできるアクションを起こしたいとの強い思いが後押しとなり、無事に当日を迎えられたのだと感じています!

    また、私の唐突な質問の投げかけにも柔軟に答えてくださりありがとうございました。

    インターンを通して、オイスカの活動をする中で、オイスカがいかに国内と海外の繋がりを大事にし、環境を保全するために活動している団体なのかを日々学ばせていただいています。私ができることは微力ですが、そのようなオイスカの活動をもっと多くの人に知ってもらえるよう、自分にできることをしていきたいと思っています!

    ―中屋

    初めは若干緊張しておりましたが(笑)、たくさんの方々にご参加いただき、また色々な質問をしていただき私にとっても勉強となる有意義な時間でした!改めてこのような貴重な機会をいただけたこと、感謝しております!そしてこのイベントが社会をよくするための行動のきっかけとなれれば嬉しいです!またどこかでお会いできることを楽しみに私も頑張ります!ご参加いただいた皆様本当にありがとうございました!

    ―青山

    今回のイベントは、誰よりも自分のためになったイベントだったなと、終わってみて感じております。

    まず、当日までの準備がとっても楽しかったです!私たち自身がまだ模索しながら国際協力に関わる中で、同じような不安や悩みを持っている人に私たちから何を届けられるか、そんなことを考えながら、打ち合わせや資料作りをしました。自分こんなこと感じてた!とか、もっといろんな人にウズベキスタンやオイスカのこと知って欲しいな!などと考えながらの準備は、ワクワクばかりでした。

    当日も沢山の方々にご参加いただき、沢山の質問や感想をいただきました。どれも私にとってためになることばかりでした。改めて、ご参加いただいた皆さまありがとうございました!

    そして、本イベントを開催するにあたってサポートしてくださった職員の皆さま、中屋さんと梅本さん、本当にありがとうございました!

    最後に、私たちがイベントに込めた思いと絡めて、私たちのネクストアクションについてです!

    ―梅本

    後期のインターン活動では、さらにオイスカの活動を配信していけるよう、インタビュー企画などを計画しています。そこでもっとオイスカ職員の方々のお話を聞き、啓発活動へ繋げられたらと思っています。

    ―中屋

    ネクストアクションは国際協力の道に進むための準備を行うこと!挑戦します!!

    ―青山

    このイベントを通して、私がウズベキスタンにいる意義、沙漠緑化に携わる意義が明確になったと思います。来年から大学院に進み、引き続きアラル海について研究したいなと思っているので、今回の発表内容に恥じないよう、環境破壊がどれだけ現地の方の暮らしに影響を与えてしまっているのか、勉強したいです。

    無事にイベントが終了した直後のお疲れさま会。みんな緊張から解放されました!笑

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