海外事業部の山本です。前回に引き続き、7月2日(日)~7月8日(土)までの中部日本研修センター出張についてご報告します。
今回の出張を通して感じたのは、研修センターは「生活の場」でもあるということです。そして、その中で、互いの気づかいが大事ということです。
滞在中には、洗濯や掃除、食事の準備などの手伝いもやらせていただきました。洗濯や掃除をしていると、どのように部屋や備品を使っているのかが見えてきます。そうしたところから研修生の様子をみて、「こうしたことを注意した方がいいね」などスタッフの間で話して、研修生に伝えていました。それぞれの担当の観点から気づいたことを話しあって、研修をより良くしていく姿を間近で感じました。
研修センターでは、朝昼晩3食を毎日準備しなければいけないので、食堂の仕事は大変です。滞在中は食堂の手伝いもさせていただきましたが、どこに何があるかもわからないので、食堂を担当しているジョイさん、小木曽さんには細かいことから教えていただき、とてもお世話になりました。
食事の準備には、常にセンターの動きを把握することが必要です。今日いる人、いない人は誰なのか、何人分必要か確認して用意します。そのため、いつもと違うことがあれば伝える、何か予定があれば、どうするのか確認するなど、コミュニケーションが大事だと思いました。
食事については、とても心温まる出来事がありました。ナスの肉巻きフライにトマトソースをかけた料理をつくったとき、ある研修生が「とってもおいしかったです!」と小木曽さんのところへ言いにきてくれたそうです。普段あまり話すことがなかったのに、わざわざ言いにきてくれて、すごくうれしかったと話をしてくれました。こうしたことがあると、仕事が楽しくなりますね!
7月7日の夜には、四国研修センターの研修生たちが中部日本研修センターに来ました。翌日の7月8日に中部日本研修センターから出発して「富士山の森づくり」活動に参加するためです。
夜には中部と四国の研修生同士の交流会を行いました。それぞれのセンターから出し物ということで、四国の研修生のみなさんは、ダンスを一緒にする提案をしてくれました。メキシコからの研修生ピリさんの動きを、みんなでまねして踊りました。中部の研修生のみなさんは、パプアニューギニアからの研修生ベンジさんがスリッパでパイプをたたいて演奏するのに合わせて歌を披露してくれました。
その後は、出身国の歌などを交代で歌い、自然と手拍子をしたり、みんなで円をつくって踊ったりして、とても楽しい会となりました!
この翌日の朝は4時半起きでした。5時半に富士山へ向けて出発しなければならず、5時に中部と四国の研修生が食堂に集合して、道中で食べる朝ごはんのおにぎりをつくりました。
前日に、「出発の30分前で時間足りるかな?」という話が出たとき、「みんなでパッとやれば大丈夫でしょ!」と言っていましたが、本当にその通りで、あっという間に準備ができました。ジョイさんがナゲットも用意してくれたので、おにぎりとナゲットのステキなお弁当が出来上がりました。
こうして、元気に富士山へ出発しました!
中部研修センターに出張して、それぞれが担当している仕事をしながらも、一緒に生活しているからこそ、お互いに気にかけ合って、声をかけ合い、協力することで研修センターが成り立っているのだと感じました。私も、まわりをよくみて、自分ができることを考え、行動していきたいと思います!