皆さんこんにちは!ウズベキスタン プロジェクト調整員の青山です。
あれ、今回カラカルパク語じゃない!と思われた皆さん、その通りです。先日、無事に日本に一時帰国いたしました!
長いようで短かった3ヵ月半でした。
応援してくださった皆さま、見守っていてくださった皆さま、ブログを読んでくださった皆さま、ありがとうございました。(プロジェクトはまだまだ続きます)
そんな帰国して一発目の今回は、帰国直前にプロジェクトメンバーに向けて、プロジェクトやオイスカ、そして自分自身の紹介をさせていただいたので、そのプレゼンの様子をお届けします。
そもそも、どうしてプレゼンをすることになったのでしょうか?それは、まだ“チーム”で動いている感覚がなかったからです。
事務所と苗畑それぞれの場所で、各々が別々のプロジェクトを行っているような、分断された状況でした。それもそのはず、私たちがこのプロジェクトを通して何をしたいのか、どんな想いを持ってこのプロジェクトを始めているのか、皆さんにまだ共有できていなかったのです。ただお願いした作業をやってもらうだけの関係性に、少なくとも私はモヤモヤしました。こんなに一生懸命やってくれているのに、そんな浅い関係でいいのだろうかと。
そんな時、偶然タシケントで出会ったバックパッカーの女の子から「このプロジェクトのこと、ゆうな(青山の名前)のことを皆に紹介したら?」との提案。今必要なのはこれだー!!と、ピンときました。そして、今回のプレゼンに至ったのです。
プレゼン準備は1間前からスタート。グライダさんやティムールさんに、スライドをカラカルパク語へと翻訳してもらいました。ティムールさんが、日頃の疲労のためか途中体調を崩してしまったのですが、無事に準備は間に合いました。(ティムールさんも1日で復活しました!)プロジェクトをサポートしてくれている皆さんにも声をかけ、いざ当日。
私が発表した内容は以下の通りです。
テーマは“なぜ私がここに来たのか”、そして発表は英語で行いました。
初めに、なぜ英語で話すの?の理由から。とある動画で「世界規模の問題を解決し、世界がより良い未来になるためには、英語が必要なのだ」(Jay Walker)と語られていたからです。
アラル海の沙漠化は、まさにその代表例であり、私たちは国境を越えて協力しながらこの問題に取り組む必要があると思います。これは英語を話さないわけにはいかないと思い、英語で発表してみました。
続いて、ここに来た経緯。大学在学中の学びや、タイでのマングローブ植林など、今の環境破壊の構造をなんとかしたい!との想いから今ここに来ているということをお話しました。
その次は、オイスカ、そしてプロジェクトの紹介。オイスカの理念や活動、プロジェクトの最終ゴールと今年の計画などを共有しました。
そして最後に、3ヵ月の滞在を踏まえてここで成し遂げたいことについて。こちらに来て感じたことは、みんな家族をとっても大事にしていることです。休日は家族で庭の野菜をとったり、親戚で集まったりします。小さな子どもがいながらも、親戚同士が助け合い、大学に勉強しに来ている学生さんも沢山います。ですが、この周辺には十分な仕事がないのです。大学を卒業しても仕事を持たない人は珍しくありません。そんな様子を見て、ここの人々の家族での暮らしが少しでも良くなるように、プロジェクトを通して貢献できたらいいなと思うようになりました。
プレゼンの後、聞いてくれた皆さんからコメント等をいただきました。その一部を動画でご紹介します!
まずは、プレゼンを聞いた感想を、教えてもらいました。
1人目は、苗畑の水やり等を一緒にしてくれているベックポラットさん。
2人目は、私たちにカラカルパク語を教えてくれているラザットさん。英語を言語学的に学んでいる、博士課程の学生さんです。日本語もティムールさんのもとで勉強中。
プレゼンを通して、私たちの想いが共有できたことが、やったかいがあったなあととても嬉しくなりました!
次に、今のプロジェクトで大変なことを聞いてみました。
1人目は、今回のプレゼン資料も手伝ってくれたグライダさん 。
2人目は、薬草園の造成に大きな力を貸してくれているイェランさん。修士1年生で、年齢も私とほぼ同じ!日本語もとても興味津々に聞いてくれます。
やはり、ここ一帯の土壌が一番の問題なんですね。でも、異文化交流ができる楽しさは、そんな悩みを吹き飛ばしてくれます!
最後に、皆さんの夢を語ってもらいました!
これを聞くたびに、私も背中を押される気持ちです。一緒にみんなでそれぞれの夢に向かって、プロジェクトの成功に向かって、“チーム”一丸となって、これからも頑張っていきます!
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!!
また、6月15日〜8月20日で夏募金を行っております。皆さまのご協力が、私たちのプロジェクトの大きな力になります。このプロジェクトを通して現地の方々や私たちの暮らしを守っていくため、ご協力よろしくお願いいたします!