みなさん、こんにちは!
4月からオイスカの職員になりました山本悠里(やまもと ゆり)と申します。これからよろしくお願いします。
早いもので、4月ももう終盤ですね。今回はオイスカに来てからの約1ヵ月の間に感じたことをお伝えしたいと思います。
4月3日、私は東京杉並区にあるオイスカの本部に初出勤しました。
ところが、「これからここで仕事するんだな!」と思う間もなく、その日の午後には、愛知の中部日本研修センターへ移動しました。5泊6日で新入社員研修に参加するためです。
新入社員研修では、働く上での心構えについて学んだのはもちろんのこと、中部日本研修センターでの生活を体験することができました。
特に印象に残っていることは、点呼とあいさつです。センターでは朝と夜に点呼をとります。点呼は班ごとに行い、指導員に報告をするのですが、決まった号令や動作があり、最初はそれを覚えるのに必死でした。やっていくうちに、班員全員でそろえて点呼ができるようにするために自然と努力するようになること、そして、同じ決まりを共有しているので一体感が生まれることを感じました。規律を守ることの意味の一端を実感したような気がしました。
センターの中では、誰かと会ったときには必ず大きな声であいさつをします。職員でも研修生でも誰もがそうでした。私はそれがとても気持ちよく感じました。大きな声であいさつすると、「あなたのことをちゃんと認識してますよ」ということがお互いに明確にわかります。「伝わったかな、わかってもらえてたかな…?」という不安がなくなり、安心につながっているように思いました。
新入社員研修を終え、4月11日から本部での勤務がはじまりました。最初の一週間はさまざまな部署の活動内容についてお話を聞きました。オイスカでは「子供の森」計画、マングローブの植林活動、その他各地域でのプロジェクトなど海外で行っている活動のほか、国内でも、海外からの研修生の育成、富士山の森づくりや宮城県名取市での海岸林再生プロジェクトなど多様な活動をしていますが、そのどれにも共通していることがあると感じました。それは、地域全体のことを考えているということです。たとえば、植林活動は木を植えることにとどまりません。植えたあとの森を良い状態で保全していくしくみづくりや森を活用して地域の発展に結びつけるところまで取り組んでいました。地域全体のことを考えているからこそ、点で終わらない、継続的で多面的な活動をしているのだと感じました。
最近は、実務にかかわる中で学んだこともあります。「子供の森」計画にご協力いただいた方々へのお礼状の作成やホームページの更新を通して、活動の伝え方が重要な役割を果たすのだと感じました。お礼状の作成やホームページの更新にあたり、使用する写真選びをしたのですが、各地域の写真を見ながら、「お礼状を受け取る方々は活動のどのようなところを見たいだろうか」、「どの写真を掲載したら、活動の様子が伝わりやすいだろうか」と思い、選ぶのにかなり時間がかかってしました。多くの方々に支えていただいているからこそ、活動をすることができるので、その活動の内容をいかに伝え、共感していただけるようにするかを、日々考えていかなければいけないと思いました。
オイスカに来てから今日までは、あっという間でした。そのなかで新たに気づいたことがたくさんあり、充実した気持ちでいます。でも、それはほんの一部でしかないと思いますので、これからもっと色んな経験をして、少しでも誰かの力になれるように頑張りたいと思います!