皆さんこんにちは!インターン生の青山です。
2月17日(金)~19日(日)で、念願の「海岸林再生プロジェクト」の拠点であるオイスカ名取事務所に行ってまいりました!
今回は、同プロジェクトを担当されているオイスカ本部事務所の吉田さんと林さんとご一緒させていただきました。
たった3日間でしたが、お二方のお話や現地での心構え、後ろ姿からたくさんのことを学ばせていただきました。
そもそも今回名取に行きたいと思ったのは、来年度から緑化プロジェクトinウズベキスタンに関わらせていただくにあたって、国内の植林現場を見てみたかったからです。
森を作るとはどういうことなのか、ウズベキスタンで目指している4万haがどれくらいの広さなのか、、、分からないことだらけですが、少しでもウズベキスタンに行ってから役立てられることはないかと、海岸林再生プロジェクトの現場を訪れました。
視察だけでなく、「松がつなぐあした」の読書感想文コンクールで入賞をはたした高校生や大学生の海岸林見学会と、支援企業さまのCM撮影にも同行させていただき、海岸林全体を見学しました。
未来の海岸林リーダーたち!
真剣に話を聞き、海岸林を学んでいました。
寒い中での撮影、大変お疲れ様でした。
現場では植林はすでに終了しており、間伐作業の真っただ中でした。
大学で森林系の学科に所属していることもあり、授業で聞き覚えのある機械や森林施業の方法を目の当たりにした時は興奮しました!
その中でも印象的だったことは、チェーンソーを使わせてもらったり、伐木を手作業で運ばせてもらったりと、森林施業の一部を体験させてもらえたことです。
施業のわずか一部かもしれませんが、足場が悪く道も狭いところでの作業の大変さが、これまでよりも分かるようになったと思います。
木の大きさについても、どれくらいの幹の太さだとどれくらいの重さになるか、イメージが湧きやすくなりました。
松林の保育作業を担当している森林組合や林業会社の方々にもお会いしました。
吉田さん林さんは、松林をここで管理する背景等を、現場の方々への敬意を払いながらお話されていました。
今回訪問するまでは、東京から数時間かけて頻繁に現場を訪れる意味をそれほど理解していませんでした。
しかし、プロジェクトの発案をする人と実行する人とが直接話すことでお互いの背景を知り、信頼関係が構築されていくのかなと思い、現場を訪れる大切さを実感しました。
グラップルかっこよかったです!
これを一人で何本も、は絶対無理だと思いました。
まだ小さい木で良かった…
また、間伐作業を進めるにあたって、吉田さん林さんは「木を植えて育ててくれた人たちに切ってほしい」とおっしゃっており、オイスカの現場を大切にする精神をここでも感じることが出来ました。
このような2泊3日の海岸林再生プロジェクトの現場訪問を経て、現場を大切にするとはどういうことかが、以前よりも言語化された気がします。
これまで、現場を大切にしていることがオイスカの強みであり、私が魅力を感じていた部分でした。
この訪問を通して、「じゃあ現場を大切にするって具体的にどういうことなの?」という部分を見ることができました。
現場を大切にするとは、作業を体感したり、作業をしてくださっている方とコミュニケーションを取ったり、現場とつながりながら事業を進めていくことなのではないかと思います。
私はこれまで、何か専門が無いと社会に何も貢献出来ないと思っていました。
もちろん専門があるに越したことはないと思いますが、逆に専門だけあればいいわけではないことも、今回新たに感じた部分です。
現場とつながるうえで、相手からたくさんのことを知ろう、学ぼうという精神を大切にしたいです。
最後に、プロジェクト地のほぼ全貌を一望することができる場所に連れていっていただきました!
ウズベキスタンはこれの400倍…。
どのような世界が広がっているのかまだまだ未知の世界ですが、身を引き締めて頑張りたいです。
これが100ha。これで100ha。
今回の訪問でお世話になった皆様、ありがとうございました!