インドネシア駐在員の大垣です。
先日、オイスカ・スカブミ研修センターで日本語コースの修了式が開催されました。4ヵ月間、センターで日本語や日本文化を勉強した第1期生30名の生徒たちが未来に向かって羽ばたいていきました。
この日本語コースは既存の農業・木工研修とは異なり、昨年の9月からスタートした日本語学習に特化したコースです。インドネシア中から日本語を勉強したい若者たちが集まり、合宿形式で週6日、勉強に励みました。
式当日は、ハイディテール氏(オイスカインドネシア会長)の門出を祝うスピーチから始まり、多くの参列者が祝福の辞を述べました。ハイディール氏のスピーチの中では、「日本語は日本を理解するための大切な鍵」とお話があり、日本語の勉強を継続する大切さを熱弁されました。
その後、修了証授与式の後には各研修生が日本語でスピーチを行い、参列者の前でこれまでの成果を披露しました。特に最優秀で卒業したアデン君(写真右)のスピーチ・日本語力は素晴らしく、日本人顔負けの内容でした。
長く思えてあっという間だったオイスカでの研修期間、将来にわたって彼らの想い出として生き続けることでしょう。
ちょっと一言
調べてみると、インドネシアは中国に次いで日本語学習者の数が世界で2番目に多い国なのですね。街中でも日本語がデザインされた服をよく見かけ、多くのインドネシア人(特に若者)が日本に興味を持っているのが感じられます。
思い返せば、オイスカの日本語コースで学んだ研修生たちも日本のアニメや漫画が好きな若者が多かったです。それに加え、将来は日本で働きたい研修生も多く、良いモチベーションになっている様子でした。
インドネシア国内でも日本語学校はたくさん存在しますが、オイスカの強みは、なんといってもスタッフ全員が日本語ペラペラなことです。ましてや日本人(私)も含め一緒に生活しますので、毎日がアウトプット(練習)の機会で溢れています。
何語であれ外国語を学ぶことは、母国語を理解する上でも楽しく、自分の母語の素晴らしさに気づく良いきっかけにもなります。第2期生が入所したら、言語を学ぶたのしさを感じてもらえるよう、私も応援していきたいです!
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