中部日本研修センター、鬼教官(役)の筑田明生です。
少し日が開いてしまいましたが、中村仁美さんに続き新入社員研修についてお伝えします。
私の新入社員研修における主な担当は、「規律訓練」です。おそらく一般の方で好きな方はあまりいらっしゃらないと思います。私もはじめは苦手でした。「気を付け」「右へならえ」など他人に命令されて動くのは私達の世代(40代後半)でも抵抗感がある人は少なくありません。しかし、オイスカでは伝統的に、海外研修生の指導には「朝の点呼」を中心に規律訓練を取り入れています。私も指導員になってすぐに規律訓練の指導をすることになりましたが、新人の頃(今から十ウン年前)は、まだ苦手意識があり自信を持って指導できていませんでした。
しかしそのような時、今回の新入社員研修2日目の講師でもある松石裕就(ひろなり)先生から、「規律訓練」は、人として成長するために大切な事、組織で働く心構え、自主性に基づく自立心の確立などを効率よく身につけられるということを教えて頂きました。
そこで改めて、「規律訓練」の意義を再認識し、研修生が研修修了後に地域を担うリーダーとなるための助けとなるように、自信を持って指導に当たることができるようになったと思います。
私は、数年前から松石先生から引き継ぎ、新入社員研修においても規律訓練を担当しています。新入社員の皆さんは大きな声を出し、指導員からの厳しい指示を全員で正確に合わせる体験を重ねるうちに、自立心とチームワークについて理解を深めます。
初日にはぎこちなかった動きも、最終日には切れのある動きに変わっていきます。先ずはルールを守る、皆で協力する、と言った当たり前の事を徹底し研修は進んで行きます。
まだまだお伝えしたいことはありますが、社員研修から1ヶ月以上経ち、海外からの研修生や技能実習生が入国できるようになりましたので、次回以降はセンタースタッフから研修の様子をお伝えしていきます。