ベテラン勢から学ぶこと
9月14日、UAゼンセンの皆さんとホーチキの皆さんがボランティアに来てくれました。
(ANAの皆さんは別動隊でした)
作業後、いつものように「たそがれタイム」。
午後の作業が溝切りだったため、結構皆さんお疲れ模様でした。
浅「お疲れさまでしたー。どうでした??」
ホ「疲れたけど、楽しかったわぁ。明日もよろしくねー」
と、ホーチキの方々と話していると後ろから〝トントントン〟〝バンバンバン!〟と音が…。
振り返ってみるとゼンセンの皆さんが長靴に付いている土を防潮堤に叩きつけてとっていました。
ホ「えーなに?急に。ここでやらなくてもー」
浅「バスが汚れないようにここできれいにしていってくれてるんですよー」
「バス用にサンダルを持ってきてる人もいるんですよ!」
ホ「あら!?私たちもやらなくちゃ!!」
「色々考えてるのねぇー」
慌ててホーチキの方々も土を落とし始めました。
こうやってベテラン企業・団体から学んでいってくれるんですね。
皆さん、素敵なお心遣いありがとうございます。
こんにちは、浅野です。
最近はブログをインターン生に任せっぱなしで、久しぶりの投稿になってしまいました…。
さて、8月に最近よく見かけるもの…というブログを書きました。
7、8月によく見かけていたのはいろいろな動物の骨だったのですが、
9月になってよく見かけるようになったのは、これ↓
いろんなキノコを見かけるのですが…
キノコに詳しくないので、食べられるのか食べられないのか分からない!
ヌルッとしていて素手で触っていいものかどうかも怪しいキノコもあるし…
どなたかキノコに詳しい方いませんか??
9月14日・15日のボランティア報告
こんにちは。インターン生の大和田です。
9月14日、15日のボランティア作業はつぼ刈りと溝切りでした。
14日の午前はUAゼンセン36名、午後はUAゼンセン、ANA、ホーチキの105名での作業。
天気予報がはずれ、かなりいい天気の中での作業になりました。
この日はつぼ刈りが0.55ha、溝切りが80m進みました。
溝切りを行なったところは相当水はけが悪いところで、常に水が溜まっているような場所でした。
葦などの水辺に生える草がたくさん生えている場所で、防風柵をどかし、
草をかき分けると5cmほどのカニが何匹もいました。
それほど水が多いところだったので、溝を掘ってもらったことでマツも成長しやすくなったと思います!
15日のボランティアの日は午前176名、午後126名で行いました。
約180名という、これまでにないほどの大人数での作業になりました。
この日のために鎌やスコップを買い足したほどです。
多少雨が降りましたが、曇りの時間が長く涼しかったため作業しやすい気候での作業でした。
つぼ刈りは5ha、溝切りは140m進みました。
人数が多いこともあって、ものすごく作業が進みました!
つぼ刈りした場所は、雑草が多くなかなか手強いところでした。
ツルマメがそこかしこに生えていて、ツルマメを取るのが大変でした。
ツルマメがたくさんあったので、何かしらに使えないかなと考えたのですが、
あまり美味しくないとのことだったので、利用方法を模索中です。
ツルマメの利用方法を思いついた方は教えてください。
いつもボランティアには地元の方だけでなく全国各地の方がいらっしゃるのですが、
15日には九州から参加してくださっている方もいました。
半日かけて来てくださったそうです。ありがとうございます!
九州の方々の話す、東北ではあまり聞かない博多弁や九州弁が新鮮でした。
「〜と」や「〜たい」という方言がとても可愛かったです。
ここ数年で九州もそうですが、全国各地で災害が多発していますね。
ボランティアの方の中で、「普段は遠くにいるけど実際に名取に来て震災の被害の様子を肌で感じたから
年に数回ボランティアに参加し続けている」という方がいらっしゃいました。
普段ニュースで災害があった地域の様子を見ますが、やはりどこか実感がなく、
自分には関係ないと思ってしまうことがあります。
ですが、実際にその地域に行ってみないとわからないことは山ほどあるため、
これから機会があれば色々なところに行って現状を知っていきたいなと思いました。
次のボランティアは10月6日です。
名取に実際に来て東日本大震災の痕跡と、どのように復興の道を歩んでいるのかを肌で感じていただけたら嬉しいです。
明日から卵かけごはん ~竹鶏ファーム(白石市)にて~
「新鮮をウリに、自分で作った卵は自分で売る」
「生産者に価格決定権がないのはおかしい」
「なにかにこだわらないとブランドはできない」
9月16日、宮城県白石市の有限会社竹鶏ファームさんを訪問させていただいて
経営者の方たちから伺った、なにより印象に残った言葉。
視察目的は、ボランティアの日参加と、養鶏の勉強のために宮城に来たオイスカ職員で、
マレーシア人のグレゴリー氏の研修のため。アレンジ役の林広報室長のお供で。
林室長の考えを聞き、6月末の愛知出張で諸々を確認。ぜひ宮城にと考えました。
http://www.oisca.org/blog/?p=25496
グレゴリー氏は、2011年以降、サバ研修センターと中部日本研修センター(豊田市)で研修。
2016年から中部センターに赴任し、養鶏研修の責任者です。
6月に出張したときは、ほとんど話をする機会はありませんでしたが、宮城で再会し、
初めて少しづつ胸の内を聞きました。
オイスカという職場、海岸林プロジェクト、そして林業という業界・・・
そう置き換えてしまう私は、彼とは全く別角度のことに感銘したかもしれません。
でも、同じ時間を過ごし、中部センターの養鶏、そしていつかマレーシアでも・・・
そういう思いは十分共有できました。指導するとかではなく、一緒に学びながら結果を出す。
これが国際協力の醍醐味。オイスカの良いところ。そんなこともこの機会に思い出しました。
週明け、本部でのお昼ご飯は、グレゴリーさんが用意してくれた
中部センターの新米と自慢の卵で卵かけごはん。
食に関して超保守的ですが、生まれて初めての挑戦。
世界3大珍味と思っていたナスに続いてあっさり乗り越えました。
宮城では日向養豚に続き、また忘れられない新たな発見がありました。
関心の幅を広げてくださった竹鶏ファームの皆さん、ありがとうございました。
異業種から学ぶ。僕らの現場もそういう場になれれば。
今年は今年の下草刈り
植栽地70haの下草刈り、2年に1回の道刈り、ニセアカシア・葛の薬剤枯殺・・・
プロ2チームとボランティアともに完了の目処が立った。
今年は名取市海岸林全長5㎞がクロマツでつながった大きな年だが、
私自身の達成感としては、こちらの方がやや上回る。
9月末と10月初旬は、余裕をもって全体の総点検に充てることができる。
雑草の出方は毎年同じではないという事ははっきりしている。
土壌によって異なり、植栽後の年数によって出る草も異なり、もちろん天候も左右する。
今年の展開を占いながら、6月には発芽直後のツルマメ抜き取りから始める。
7月は異常なまでの酷暑、過去8年で最少降水量の名取。
草の出方は明らかに遅く、ツルマメの繁茂も鈍らせた。
2017年植栽地の林床のクローバーは枯れ、過去8年最多降水量の8月を経て、9月には元通りに。
2018年新植地17haには「猫じゃらし」などイネ科植物が急増し、薄茶色の草原と化した。
下草刈りも、それらすべての状況に応じる。
今年は70haに下刈面積拡大。彼岸が完了時期に変わりない。
とくにプロに徹底したのは「刈高は力枝の下から」という点。
地際から刈るのと、力枝が出ていれば良いというのではスピードが違う。
ボランティアにも、場所に応じ、ターゲットの雑草に応じ、お盆前後で指示を変えた。
お盆後は、広範囲に斑状の「クロマツに覆いかぶさって光を奪っている雑草だけ」に絞り、
例年以上に、力枝の存在を意識してもらい、縦にも横にも「刈り過ぎ」を抑えてもらった。
「横から見るとマツが見えなくても、上から見れば見えればいい」
「冬の間、雑草を蔵王おろしからの寒風害防御に使う」と説明した。
草の繁茂が鈍った分、上半期から溝切り(排水路)を進め、従来のM・Sサイズに加え、
2016年植栽地に、造成当時のLLサイズを700mほど集中的に、一部は新設できた。
想定以上の進み具合。2015年植栽地南西端や、2017年南西端の難所もほぼ解決。
植樹祭520名を除き、これら「保育のためだけに」1,500人のボランティア。
10月6日の「総点検完了」まで、あと250人。今期は仕事量はピーク。年間最多人数も更新確実。
全員が充実感をもって帰ってもらえるよう、最後まで落ち着いて進めてゆきたい。
多くの場面でオイスカスピリットを感じることができました。
草刈りをしたり、水を流すための溝を掘ったり。普段からセンターで
農業をしているため、私はこのような作業は慣れています。
でもボランティアの皆さんはたいへんだったのではないかと思います。

取ることができました。でも最初は、皆さんは私のことを日本人だと
思っていたようで、特別に声をかけてきてはくれませんでした。
一緒に作業をする中でコミュニケーションを深めることができました。
天気はくもり時々雨。作業の途中で雨が降ってきてたいへんでした。
それでもボランティアの皆さんは我慢してずっと作業を続けました。
ほかのグループの皆さんは12時前に作業を終えてお昼休みに入りましたが
こちらのグループの皆さんは1時近くまで作業をして、お昼ご飯も遅くなりました。
皆さんは本当に作業をがんばったと思います。おつかれさまでした。
今回の研修はとてもよかったです。将来、このような研修をセンターの
スタッフや研修生にも参加してもらえたらいい経験になると思います。
「海岸林再生プロジェクト」は今のためではなく、将来、未来のためのものです。
プロジェクトについてはセンターの地元、豊田推進協議会の皆さんが毎年
ボランティアに行っていますから、報告をよく聞いていましたし、写真もよく
見ていました。でも実際に現場に行くとのではぜんぜん違いました。
こんな広い場所の仕事は終わりがないようにも見えます。でもここには
たくさんの人が集まってきています。ボランティアや森林組合の人たち。
いろいろな立場の人たちが、心を一つにして取り組んでいけば、すぐには
終わることができなくても、少しずつ時間をかけて進んでいくことができます。
いつも応援します。ありがとうございました。
年を取るということ ~防風柵の一生~
広報室の林です。
最近、年を取ったなぁと感じることが増えてきました。
例えば…と例をあげたらキリがないぐらい。
そんなときに、とっても“若い”あるものを見て、ちょっとびっくり。
これ、真新しい防風柵。
木のお肌がツルツルで白い!
一方こちらは2014年からここにある防風柵。
風雨にさらされ、色もだいぶ黒くなってきています。
中には少し力をかけるとバキっと折れてしまいそうなものも。
我が身を重ねた今にも朽ちそうな防風柵。
ただの防風柵ではない存在に感じられるようになりました。
先日は、一定期間を経た防風柵の撤去について話題になり、
「誰が解体作業をするのか」「解体後はどこに運び出すのか」等々
検討課題が多くあげられていました。
クロマツの苗を潮風から一所懸命に守ってきた柵が、
クロマツが育った途端にお荷物であるかのように語られてしまうことが
なんだか気の毒に思えてきました。
山から間伐材として切り出され、海岸では立派に防風柵という
お役目を果たした彼らが、ただの産業廃棄物として扱われるのではなく、
最後まで何か違う形で役に立ってくれるように考えたいものです。
ただクロマツが大きくなることだけを考えるプロジェクトではないのですから。
たそがれタイム ~作業の後にしたいこと~
出会い ~人の魅力~
こんにちは、国際協力ボランティアの中川です。
今回は、9月14、15日に行われたボランティアの日を含めた活動に対する自分自身の振り返りについて書きたいと思います。
今回、私が名取市での活動に参加するのは2度目でした。前回参加したときは、事前に勉強していたもののついていくのに必死で、またどうして良いのか分からずキョロキョロしている時が多く、気が付いたらあっという間に終わっていた、というのが正直な感想でした。そこで、今回は参加してくださっているボランティアの皆さんと積極的にコミュニケーションをとる!ということを個人的な目標として密かに胸に抱きつつ参加しました。
結果は、、
70%達成!!と自己評価しています。
初めての方に話しかけるときには少し緊張しましたが、みなさんとても優しくお話してくださいました。複数の企業さんが参加してくださる日ということもあり、参加者は、年齢、ご職業も全く異なり、パン屋さんの方や山口県の検察庁の方など、とても幅広いです。また、宮城県から参加される方もいらっしゃいますが、沖縄県や九州地方など遠方から参加される方も多く、バックグラウンドが全く異なります。
特に印象的だったのは、埼玉県川越市(私の出身県という事もあり、とても親近感を感じました笑)の薬局に勤められている方とのコミュニケーションです。その方は、去年の秋にも参加されていて、今回は2度目の参加。祖父の家が東日本大震災の津波で流されてしまったというバックグラウンドをお持ちの方です。「このボランティアに参加して何かが変わった。自分にも何かできる事はないか、と思うようになった」とお話してくださいました。私は、この言葉がとても心に残りました。マツを海岸に植え育てて防災・減災に備える、ということだけではなくて、活動に参加する・関わる人の心を動かしている、という新たな一面が見れたような気がします。また5年間、毎月ボランティアに参加してくださっている方は、「朝早いから朝だけ億劫なんだけどね、なんか薬みたいなもので来ちゃうんだよ~笑」と笑いながらおしゃっていて、本当にすごいな~と思います。
オイスカの海岸林再生プロジェクトのボランティアに参加する魅力は、確かに活動後の達成感、かわいいマツへの愛着(?)などが挙げられると思います。でも、それだけではなくて、ボランティアに参加してくださっている方々の魅力が大きいと思います。なので、今後参加されている方は休憩時間やお昼時間に他に参加されているボランティアさん(企業を越えた)とお話してみるのはいかがでしょうか?少なからず、私は学びや発見が多くありました。
今回参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!!ゆっくり休んでくださいね~~
マルエツ労働組合の皆さんが5年連続でいらっしゃいました!
こんにちは。損保ジャパン日本興和環境財団インターン生で、岩手大学3年生の大和田です。
9月11日・12日にマルエツ労働組合の皆さんがいらっしゃいました!
5年連続でボランティアに来ていただいています。
今回は総勢55人で来ていただき、なんとそのうちの90%以上はリピーターの方だそうです!
マルエツの皆さんは毎年このボランティアのために1泊2日で名取まで来ていただいているそうです。ありがとうございます!
11日の午後はつぼ刈りをしていただきました。
雑草で隠れて見えなくなってしまったマツの周りの草を刈る作業です。
つぼ刈りは2時間で計1.2ha完了しました!
はじめはマツがなかなか見えないような状態でしたが、6000本以上のマツの頭が見えるようになりました。
一人当たり約110本のマツの周りの草刈りをした計算になります。
ということは、1分で約1本のマツの周りの草刈りをしたことになりますね!
はじめは雨がひどく、せっかく来ていただいたのに作業ができないかもしれないような天候だったのですが、
現場につくと見事に雨が弱まり、これだけの作業をすることができました!
12日の午前は溝切りをしていただきました。
全部で0.04haの2016年植栽地に大きな溝1本80mと小さな溝が30本以上完成しました!
3時間で200本以上のマツが救われたことになります。
前日の大雨で土は非常にぬかるんでおり、もはや沼のような状態で、泥も重かったですが、たくさん溝を作っていただきました。
溝切りが終わると溜まっていた雨水が音を立てて流れ出ていて、水はけの悪さがかなり改善されそうだなと感じました。
マルエツの皆さん2日間ありがとうございました!
来年もお待ちしてます!!
……あとがき……
今日の再生の会の方々は事務所周りの草刈りをしていました。
お疲れさまでした!!