今回もお世話になりました

2019年4月17日( カテゴリー: 本部発 )

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
しばらく鈴木のブログにお付き合いくださりありがとうございました。
ほぼ1年ぶりに名取の現場に行かせていただきました。
2014年に植えた松は、幹の成長っぷりに驚きました。根元は直径10cmほどです。
2015年に植えた松は、私たちが苗木を植えたすぐ隣、この苗木たちも1mほどに成長しています。お隣のお兄さんお姉さんたちに見守られながら元気に大きくなっておくれ!
2016年に植えた松は、今は成長がイマイチだけれど、ボランティアさんが排水用の溝をたくさん掘ってくれているからきっと今年は大きく育つはず!
2017年くんたちは、これからこれから!植えて2年はガマンの時、この春ぐーんと大きくなってね
2018年くんたちは、まだまだひ弱で葉っぱは力強い緑色ではなく黄緑色。それでも、この冬を良く乗り切ったね!

2014年に植えた松は私の背丈の2倍以上

2014年に植えた松は私の背丈の2倍以上


みんな元気に大きくなっているのも管理作業をお手伝いくださるボランティアのみなさんのおかげです。
こんなに手をかけ、目をかけてもらっているマツはないんだろうなぁ
あらためてサポートしてくださっている全国のみなさんに感謝です。
こんなに広い場所に1本ずつ植えて育ててきたのか~ 防潮堤からの眺めはこれまでのあゆみを振り返らせてくれます

こんなに広い場所に1本ずつ植えて育ててきたのか~ 防潮堤からの眺めはこれまでのあゆみを振り返らせてくれます


2人の子ども達は今回の宮城は何を感じて思ったことでしょう?
たくさんの大人とふれあう中で心が成長してくれるといいな・・・
2人とも写真を撮るのに夢中になってました。息子は2日で650枚も!

2人とも写真を撮るのに夢中になってました。息子は2日で650枚も!


大槻さん、ico.さん、人見知りの2人にお付き合いくださりありがとうございました。
次の宮城はいつになるかな?
息子は大槻さんのお孫さんと同い年。おじいちゃんほどの年齢の方との交流も大切です

息子は大槻さんのお孫さんと同い年。おじいちゃんほどの年齢の方との交流も大切だなぁと思います


年明けからこれまでの多忙さをお互い慰め合い、ico.さんから(左)エネルギーをもらいました

年明けからこれまでの多忙さをお互い慰め合い、ico.さんから(左)エネルギーをもらいました


鈴木からの宮城レポートはこれでおしまいにします。
長らくお付き合いくださってありがとうございました。
そろそろ吉田節ブログが読みたくなってきたころでしょうね(^^♪
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58ポット 140部

2019年4月16日( カテゴリー: お助け隊員の声, 本部発 )

プロジェクト開始当初から継続してご支援くださっている川崎市の井上さんからレポートが届きましたのでご紹介します。
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3月21日、恒例の里山ボランティア早野聖地公園お彼岸バザーに花木の苗と海岸林再生プロジェクトの写真パネルを出品しました。花木苗バザーは通算21回目、写真パネル展は通算70回目です。
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里山ボランティアの仲間からの花の出品が今年は増えました。クリスマスローズ、桜草、えびね蘭、パンジー、珍しいところでは網笠ゆり、花を咲かせている中心に58ポットのお買い上げでした。額は小さいのですが、のちほど寄付金として里山ボランティアから届けます。
継続していることが大切と思っています。
「もう9年目ですか、がんばっているんですね」
「松の植林、こうやって見ると壮観ですね」
「キツネがいるって?アッ、本当だ」
子ギツネの写真は興味を示す方が多く、特に子どもさん連れにはアピールしていました。
寄付金パンフは持っていった140部は全て手渡し切りました。好天で墓参の人手もあったことが幸いしました。
4月に入った今は、近所のバラ苑5月7日~26日公開のお客様相手の写真パネル展と花木苗バザーの準備をしています。生前、「私の庭の花を好きなだけ持っていって海岸林再生支援バザーに使ってね」とおっしゃってくださっていた方の庭からいただいた「ムサシアブミ」「ブルーの花ニラ」「鈴蘭水仙」「ラッパ水仙」「園芸やぶ蘭」「アマリリス」などが新たにバザーに並びます。
バラ苑への通行路が変更されて人通りは少なくなる見込みだけれど、花木バザーだけに来たというリピーターもいるので、めげずに寄付金パンフ手渡し1000部をめざします。

珍しい「網笠ゆり」も出品しました

珍しい「網笠ゆり」も出品しました


(川崎市のクロマツお助け隊員・井上)
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井上さんのこの活動を通じて、どれほどの方がプロジェクトのことを知ってくださったでしょう?
マツのその後の成長を楽しみにしていてくださる方が少なくないことからも、井上さんの活動が与えている影響は大きいのだと思います。
私たちの手の届かないところで、広報をしてくださる井上さんはプロジェクトにとってなくてはならない存在です。

海岸林担当の鈴木です。
浜辺で発見したびっくりするもの。
小学5年生になった息子がレポートを書きました。原文そのままで記載します。稚拙な文章ですがお許しください。
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甲羅の大きさは60cmほどはあったように思います


~ウミガメについて~
松を植えた所の近くの海の砂浜の波打ち際で海水と遊んでいたら、母親によばれた。
母親の所に行くと、ウミガメの甲らの骨があった波打ち際から50mほどはなれていた。
甲らの骨があった近くを少しほってみると卵らしいものや甲らの骨の一部などがでてきた。
ウミガメがかわいそうだったので、砂浜におはかをほり、うめた。
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後日、東京に帰り、じむ所で吉田さんといっしょになにガメかを調べたら、
甲らに6対以上の肋甲板がある、
甲らが正円に近い、
とにかくりん板が多い、
5枚以上の椎甲板がある、
日本で見られる、
三陸でみられる
という条件にあてはまるヒメウミガメ(爬虫網カメ目ウミガメ科ヒメウミガメ属に分類、別名オリーブヒメウミガメ)かもしれないということが分かった。
じっさいに見つけたカメは
甲らに6対以上の肋甲板がある、
甲らが正円に近い、
とにかくりん板が多い、
5枚以上の椎甲板があるみたいだった。
その後、パソコンをいじくっていたら
『ウミガメの死体を見つけたら』というホームページがあった。
クリックしてみると『ウミガメの情報をください』と書かれていて、その下に『普段ウミガメに接する機会のない地域なかなか情報が得られないのが現状でした』と書かれていたので、三陸は北限くらいだったから、日本ウミガメ協議会事務局に報告しようと吉田さんが言い出しました。
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骨がみんなに見られちゃうとかわいそうだからお墓を作ってあげようよ~
お墓を作り終えると、防潮堤の上から吉田さんに「もう帰るよ~」と呼ばれ、駆け出しました。
しばらく行くと、「手を合わせるのわすれちゃったね」と言うので、少し離れたところからお墓に向かって2人で手を合わせました。
8日の月曜日は始業式の日、9時下校で早々に学校から帰宅した息子を連れて事務所に来ました。
家で書いてきたウミガメの原稿を吉田さんに見せると、ちょっと一緒に調べてみようか!と言い、
翌々日に6500字の原稿締切が迫っているにもかかわらず、息子につきあってウミガメのことを一緒に調べてくれました。
家でウミガメの原稿を書いたときには137文字だったので、吉田さんのおかげで3倍ほどの長さの文章になりました。子どもが興味を持っているときに一緒に調べ学習をすると興味が深まるのだと頭ではわかっているのですが、なかなかできないことを反省しました。
2人で調べているときは本当に楽しそうでした(*^-^*)
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えっ? 雪??

2019年4月16日( カテゴリー: 現場レポート )

海岸林担当の鈴木です。
4月11日の朝、何この景色?と思うような写真が名取事務所の菅野さんから送られてきました。

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4月11日朝の育苗場  雪をかぶった寒冷紗の下には、まだ10cmほどのクロマツ苗が寒さに凍えていることでしょう


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4月5日に仙台市でも桜が開花したというのに、その1週間後の景色がこれです


この日は再生の会のみなさんが苗の出荷作業をする日でした。
苗をコンテナごとビニールハウス内に運び、そこで抜き取り、出荷できるものを選別しダンボール箱詰め作業となります。
「茶色に変色してしまっている苗があって、出荷できるかどうか悩みながらの作業だから時間がかかって~」と菅野さん
まさか雪の中でこの作業をすることになろうとは!?

まさか雪の中でこの作業をすることになろうとは!?


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再生の会のみなさん、急な寒さで風邪をひかないように気を付けてくださいね。
それはさておき、
4月5日に植栽した寒さに慣れていない東京育ちの苗たちは大丈夫だろうか・・・???
どうか元気で大きくなりますように

海三昧

2019年4月15日( カテゴリー: 本部発 )

海岸林担当の鈴木です。
吉田さんが海に行きたいという子ども達の願いを叶えてくれ、今年も3か所の海で遊ぶことができました。
「海」その1 七ヶ浜の湊浜
左を見ると自然の地層が重なる10mを越える岩場、右を見ると人口構造物の新仙台火力発電所と何とも不思議な景観の場所でした。
10mの岩場が気の遠くなるような年月を経て侵食され、今の景観を残しているのでしょう。岩場の上には自生したのか植えたのかわからないクロマツがしがみついているようです。ガマンできずに墜落してしまうものもありました。
自然の摂理ですね
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一生懸命へばりついてガマンしていたけれど、もう時間の問題か・・・?

一生懸命へばりついてガマンしていたけれど、もう時間の問題か・・・?


 
隣接した湊浜海浜緑地には宮城県庁がクロマツの植栽をしたとのこと。すでに2mほどに成長していて順調に再生されているように見えました。
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左側の杭には「潮害防備保安林」の文字が


海岸沿いを移動すると、とても豊かな海沿いの町が現れました。震災からの復興が進み、10年近く育苗したクロマツが支柱に支えられて3m間隔ほどで植えられている公園が整備されていました。豊かに見えるのは、家側から見える防潮堤の高さは3mほどで圧迫感がなく、家々から海を眺めることができるからだろうか?
大きな被害のあった場所ですが、きれいに整備されていました。クロマツが大きく育ったらまた違う景観となるのでしょう

大きな被害のあった場所ですが、きれいに整備されていました。クロマツが大きく育ったらまた違う景観となるのでしょう


「意味のないことを一生懸命やることが大事なんだ!」とよしちゃんに教えられていた息子は、300mもあろうかと思う船着き場を突然猛ダッシュ。子どもはこうでなくっちゃ!
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「海」その2 松島霞ヶ浦
去年の潮干狩りの楽しい記憶が鮮明に残っていて、今年も挑戦!
干潮の時間はちょうどぴったり!
到着すると数人がすでに潮干狩り中。仲間に加わって砂を掘る。
去年は少し掘れば採れたのが、今年は・・・
「見つからな~い」と不満げ
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出発時間が迫り、あと1個採ったら出発という声がかかった直後、大きな貝を見つけ満足げ。
近くで潮干狩りをしていたお姉さんに差し上げ、喜んでもらって満足
最後にとびきり大きなアサリを掘り当てました

最後にとびきり大きなアサリを掘り当てました


近くで掘っていたお姉さんにもらってもらいました

近くで掘っていたお姉さんにもらってもらいました


 
 
 
 
 
 
 
「海」その3 名取の海
去年、ここに来た痕跡を残したけれど、残っているか探しておいで
というよしちゃんの声に反応して、防潮堤の階段を駆け上がる。
あった!まさか残っているとは思わなかったけれど、あった!
なんだかちょっと嬉しい。
砂浜に落ちていたマジックで名前を書いた木片が残っていた!
ちょうど1年前、確かにこの場所に置いた「吉田としみち」の名前入り木片がそのままありました

ちょうど1年前、確かにこの場所に置いた「吉田としみち」の名前入り木片がそのままありました


海に向かって駆け出し、2人それぞれ海に遊んでもらっていました。
娘は何やら木片を集め、息子は波と戯れ、それぞれ心が開放されて楽しそうです。
背丈以上もある木片をズルズル引っ張って、構図を考えている様子

背丈以上もある木片をズルズル引っ張って、構図を考えている様子


無邪気に飽きずに波と遊んでます

無邪気に飽きずに波と遊んでます


 
 
 
 
 
 
 
完成したのは「とちみち」

完成したのは「とちみち」


遠州灘の近くで生まれ育った私は、海にそれほどのあこがれはないものの、都会暮らしの子ども達には楽しい遊び相手なのでしょうね
実は、浜辺でびっくりするものを発見しました。
そのブログは息子から~ お楽しみに(*^^*)

穂もいろいろ

2019年4月14日( カテゴリー: 現場レポート )

海岸林担当の鈴木です。
マツを見ると穂の観察をしてしまう私。
ちょうど今どき、穂(頂芽)が伸び始める頃です。
すでに伸び始めている穂がありました。
ここのところのあたたかい日和で伸び始めたのでしょう。

頂芽の下の部分から、白色の綿状のものがはがれて茶色になっている

頂芽の下の部分から、白色の綿状のものがはがれて茶色になっている


穂を見るとクロマツかアカマツかがすぐにわかります。
クロマツは白く、アカマツは茶色の穂が出ています。
こちらはアカマツの頂芽。クロマツは白く、アカマツは茶色・・・?!

こちらはアカマツの頂芽。クロマツは白く、アカマツは茶色・・・?!


今回の観察で不思議に思ったことがあったのですが、なぜなのか解決できずにいます。
穂の形状にも2種類あるということ。
木によって違うのかと思ったらそうでもなく、同じ木に2種類の穂がついています。
根元にコブのようなものがたくさんついています 上の頂芽の写真とは形状が違います

根元にコブのようなものがたくさんついています
上の頂芽の写真とは形状が違います


ヤングコーンみたいです

ヤングコーンみたいです


もしゃもしゃの部分には雄花のつぼみが隠れているのか?
でもすべての穂の根元には雄花がつくのではないのか?
なぜなのかわからずもやっとしているので、清藤先生にお会いしたらきいてみようと思います。
植栽第一号のクロマツは根元径が10cmほどになっているように見えました。松葉が邪魔をして実際に測るのは不可能です(^^;)
去年の春先はぐんぐん健やかに成長していたはずですが、どうも様子がおかしいのです。
去年伸びた部分がへんてこなことになっていました。もしゃもしゃと表現すればいいのか・・・? 今年はきちんと伸びることができるのかな?
ちょっと心配です。
頂芽のあたりがもじゃもじゃっと鳥の巣のようになってしまってます

35万本の植栽はこの木から始まった!植栽第1号マツ 頂芽のあたりがもじゃもじゃっと鳥の巣のようになってしまってます


まつぼっくり鈴なり~!

まつぼっくり鈴なり~!

ひとり暮らししている感じの松

2019年4月13日( カテゴリー: 本部発 )

海岸林担当の鈴木です。
ブログ書いて~ という吉田さんに促され、中学2年の娘がブログを書きました。
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4月4日と5日で、仙台に行ってきた。
5日にクロマツの植樹をした。東京で育てた苗19本を植えた。
ただ苗を植えるのではなく、クロマツが将来元気に育つことができるように、いろいろ苗に施した上でやっと植樹するというのが興味深かった。
例えば、乾燥している土地で、根に水をたっぷり含ませるために、水にポリマーを加えたものに苗をつける。
このとき、吉田さんが水に対してポリマーの量を多くしすぎて、水が完全に固まってしまった。
そのため、大きなバケツに大量の水を入れ、水を追加することになった。
苗は19本しかないが、結局500本分くらいの保水液ができてしまった。
この保水液は、スライムの出来損ないみたいな感触だった。残った481本分の保水液は捨てることになってしまいちょっともったいなかった。
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そしてそのバケツを洗うとき、水道の蛇口につないだホースの口がとれて、水が大量にかかった。吉田さんといるとこういうことが起こる。(本人談)
以前溝切りをしたところに連れて行ってもらったが、どの松も中学1年みたいな雰囲気が出ていてまだまだ手はかかるけどもうあんまり干渉しないで的なオーラが出ていた。(これからもっと手間がかかるのだろうけど)
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そして成人女性の2倍くらいの高さがある松も見たが、これはもう一人暮らししている感じの松でこちらが近づいていくのがためらわれた。(なぜかと言うと葉がチクチクしていて痛いから)
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ひととおり海岸林のいろいろな場所をみていて思ったことは、もし吉田さんたちの世代が引退したら、誰が引き継ぐのかなということだ。今は松のプロがいるが、苗が完全に手がかからなくなるまで長い時間がかかるので、頑張って種から成長させたのに、途中で終わってしまったら(絶対にそんなことはないだろうけど例えばの話)すごくいやだなあなんてぼけっとしながら何となく思ったりもした。
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おもしろい文章が書けたねと娘に言うと、にやっとして
椎名誠 風に文章を書いてみた~とのこと。
力の入っていない椎名誠の本がお気に入りのようです。
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こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
植栽場所に到着。
場所は広葉樹植栽エリアの中。
コナラなどの広葉樹が枯れてしまった場所へクロマツを補植しました。
まずは吉田が見本。
表面の草を鍬の刃の側面で横にどかし、4回鍬を入れる
コンテナ苗と土の際が地面の高さになるように穴を掘る
肥料をひとつかみ穴の中に撒きいれる
苗木袋から苗木を出して穴に入れて、土を埋め戻す
体重をかけて土を固める
最後に表面の草や木材チップをかけて完成
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何事も率先してやる性格ではない子どもたち、
大槻さんがさっさっと取り掛かり、事もなげに1本終了。
背中を押して、鍬を握ったものの、鍬の持ち方がわからない・・・
どっちの手が前?柄は身体のどっち側?足はどうするの?
やったことがないとわからないものなのですね

鍬初心者は持ち方も難しいようです

鍬初心者は持ち方も難しいようです


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左は娘、右はイラストレーターのico.さん


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身のこなしが軽い大槻さん(右)とお孫さんと同い年の息子と仲良く植栽


たっぷり時間をかけて19本を植えました。
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「39」の標識の隣に植えたのは2世マツ


19本の中に大事にしていた苗が1本ありました。
現場から持ち帰った松ぼっくりから出てきた種から育てた苗です。
2世苗です。
ひ弱だったので成長を心配しましたが、植栽時の苗高は24cmとほぼ平均値。
目印となる「39」という標識の隣に植えたので、成長観察できそうです。
枯れないで元気に育ちますように・・・
「この場所は枯れたら目立つなぁ。枯れないように気を付けないとなぁ」と誰に言うでもなく吉田が言いました。
“苗半作(苗の出来栄えがその後の成長に大きく関わる)”のだと広報物やホームぺージなどにたびたび使ってきた言葉、この言葉が自分にのしかかってこようとは!?
どうか無事に元気に育ちますように!
とはいえ、
植えた後の管理をボランティアのみなさんにお願いすることになってしまうのは申し訳ないなぁという思いがあります。
あらためて、この35万本のクロマツがたくさんの人の力で成長していることを感じます。
↓↓↓ 一緒に植栽した小学5年の息子の感想です(原文そのままで失礼します)↓↓↓
~松について~
松を植える場所の近くにあるざっ草などをくわでひっこぬくのに力がいり、少しつかれた。
また、くわをボスッとやるのはボスっと土にくわが入るからきもちよかった。
松を植えるのはいろいろなやることがあり、たいへんだった。
深く植えすぎても、浅く植えすぎても松はかれてしまうので、ちょうどよい高さで植えることを心がけた。
松の高さ、太さを正かくに計るのはすこしむずかしかったが、なれるとラクにでき、楽しかった。
海岸林のところには、キツネ、ネズミ、タヌキ、キジ、ヒバリなどの動物がいて、その内のネズミは松をかじってしまうので、注意が必要だと思った。
年長のときと、小学校1年生のときに世話をした松が大きくなっていてうれしかった。
くわが「ボスっと」はいるのがきもちいい

くわが「ボスっと」はいるのがきもちいい

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。
吉田の車で名取に運ばれた苗たち。
2日ほど車の中で過ごしたところ、なんとアブラムシが少なくなってました。
どこに逃げ出したのかな? 車の中??(*_*;
吉田が名取事務所の佐々木統括に背丈と根元幹の太さを報告したところ、「なかなかいい苗じゃないか」とお墨付きをいただきました。(ほっ!(*^-^*))
ひょろひょろっと背が高い苗ではなく、ずんぐりむっくりの苗が良い苗の条件です。
19本の苗高の平均は24cm、根元径7mm。
4月5日この日は名取の最高気温21度と暖かく、風も弱く、植栽日和。
ボランティアの大槻さん、イラストレーターのico.さん、わが家の子ども2人が参加して、6人でのミニミニ植樹祭。
まずは名取事務所で下準備。
車を降りるや否や大槻さんはあっちこっちへと動き、必要なものを準備してくださり、あっという間にポリマー液をつくる準備が整いました。私はといえば、車から降りて子どもたちと少しお話していただけ(^^;) こういう方がお手伝いくださるから現場が円滑にまわっていくのだと実感。

ぼやぼやしている間に大槻さんのおかげで資材がすべて整いました。

ぼやぼやしている間に大槻さんのおかげで資材がすべて整いました。


バケツに少しだけポリマー水を作る予定が、保水材を入れすぎてケーキ屋さんなどで付けてくれる保冷剤の中身のようになってしまい、水を大量に追加したので大量のポリマー水ができあがってしまいました。
保冷剤の中身?赤ちゃんのおむつ?のようになってしまいました

保冷剤の中身?赤ちゃんのおむつ?のようになってしまいました


コンテナから苗を引き抜くために下に出ている根を切りました。
慣れないため力の入れ加減がわからず、なかなか切れない(^^;)
コンテナから苗を引き抜こうとしても、あれ?抜けない(-_-;)
35万本も苗木の出荷をしている再生の会の方々は事もなげに作業をしていらっしゃいますが、実は結構大変なんだ。何事もやってみないと分からない
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ポリマー液に機械的に苗木を20秒つけました。
これまだ浸かってないよ~ と大槻さん
ほら まだブクブクと空気が出てくるでしょう
機械的に20秒浸ければいいというものではありませんでした。
空気がでるということはまだ完全に中まで浸透していない証拠。
保水力を高めるためにポリマー液に浸けているわけだから、空気が出ている間はまだ・・・目的を理解しなければなりませんでした。
土を完全にポリマー液に浸し、ブクブクと空気がでてこなくなるのを確認して引き上げます

土を完全にポリマー液に浸し、ブクブクと空気がでてこなくなるのを確認して引き上げます


苗木袋に入れ、準備は整いました。
使った道具を片付けて、植栽地に向けて出発!

こんにちは
海岸林担当の鈴木です。

旅立ちしそびれて居残っていたクロマツたちが、いよいよ出発です!
今回はきちんと見送りしました。

見守るだけで、あまり手のかからない良い子たちでした

見守るだけで、あまり手のかからない良い子たちでした

桜と一緒に記念撮影もしました。
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たくさん写真も撮りました。
19本すべての背丈も測りました。

アブラムシが付いているのも確認しました・・・・・ん??
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19本ある中で頂芽がいちばんツヤツヤしていて、今年はぐーんと伸びるだろうと期待させるマツだけにアブラムシが付いているのです。アブラムシにとっても美味しそうに見えるのかな??
アブラムシが原因で黒く変色するすす病になってしまうようですが、吉田いわく「海岸は風が強くてアブラムシもいなくなるから大丈夫だよ~」とのん気なことを言っています・・・本当に大丈夫かな? 苗は19本しかないので、1本いっぽんに目が行き届くのですが、35万本のお世話をしている吉田にとっては大きな問題でもないのかもしれません。

マツノミドリハバチマツノミドリハバチマツノミドリハバチの幼虫が大量発生し、葉っぱが食べられるという被害を乗り越え、元気に大きくなってくれてありがとう(*^^*)
ダンボールにコンテナごと苗を入れ、出荷さながらです。
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吉田の運転の車に乗せて、名取へ向けて出発しました。
東京とは違う名取の寒さと風に耐えられるかな・・・心配はつきません。

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