伊藤猛さん 海岸林の“ひと”〜ボランティアリピーターへのインタビュー記録③〜
今回の海岸林の“ひと”は、伊藤猛さん。
海岸林ボランティアリピーター精鋭部隊の1人。海岸林ボランティアに人生を大きく動かされ、そして大きな影響を与え続けている方です。
<プロフィール>
1963年生まれ山口県出身。名取市在住
国家公務員として山口のほか、岡山、松江などでも勤務。現在は仙台で単身赴任中。
<海岸林プロジェクトに関わったきっかけと概要>
東日本大震災の後、災害ボランティアに参加したいという強い思いを持つようになった。直接的な支援をしたいという気持ちの上、2011年8月から年に数回宮城に来るようになった。初めはボランティアバスツアーを通して参加していたが、数年のうちにツアーが終わってしまった。少しでも被災地のためになるなら活動を継続したいとの思いから、個人での活動に変更。その後、ボランティア仲間からの紹介で、海岸林プロジェクトを知った。
一昨年、定年退職を終え、元気なうちにやりたいことをやりたい。災害ボランティアをやりたいという思いから、定年を機に勤務地を仙台に変え、単身赴任をしつつ、ボランティアを続けている。
海岸林プロジェクトの他、地元山口では水害被災地のボランティア、熊本地震、西日本豪雨災害の被災地ボランティアなどにも参加。災害ボランティアの他にも、離島への生活水供給に関するボランティアにも参加してきた。
もっとも継続しているのは東日本大震災に関するボランティアである。

<なぜ今に至るまで長くボランティアを続けているのか>
長い時間を必要とする活動であり、後世に残る素晴らしい活動であると思う。私は若い人が参加できるように活動を繋いでいく役割を担いたい。そして、自分にとってこの活動は生き甲斐になっている。黒松とともに人間的にもっと成長したいと思っている。
年々少しづつ育っていくクロマツに励まされており、もっと自分も健康で、少しでも活動を続けたいと感じている。
<こぼれ話①>
海岸林再生プロジェクトでは、時々作業後に懇親会があります。伊藤さんは懇親会で吉田部長とはもはやスーパータッグになり場を盛り上げます。普段現場では見せない姿に、ボランティア参加者は一度は驚かされることでしょう。伊藤さんと吉田さんは懇親会後も2人でコンビニアイスを食べ、帰るところまでご一緒するという圧倒的な関係性なのです。
ちなみに、家に帰るまでの記憶を無くしがちなようです‥

<これから先の展望>
実は現在海岸林プロジェクトを中心としながら、このボランティアに加えて、南三陸での農業支援、閖上地区の災害公営住宅で行われている地元の茶話会に参加している。
中心となる育樹活動は出来るだけ参加しているし、これからも参加したいと考えている。
活動を通じて名取北高校野球部とのご縁も深まっている。高校野球の試合を沢山見るのも楽しみ。
このプロジェクトはまだ数十年はかかると言われている。
この大好きな活動を一日でも長くやりたい。今後も健康第一に150歳までこのプロジェクトに参加したい。
今年の海岸林の活動は、5月から7週連続企画されていますが、全制覇を目指しています!既に5週連続参加しています。

<こぼれ話②>
高校球児だった伊藤さん。
実は昨年伊藤さんと一緒に名取北校野球部の練習試合の観戦に行きました。野球のルール説明や実況を丁寧にして下さり、野球ど素人の私でも非常に楽しむことができました。そして、名取北校野球部の魅力を感じることもできました。
海岸林プロジェクトは名取北校野球部とのつながりも深いですが、伊藤さんと名取北校野球部の関係性も深いようです。つい先日(今年6月)にお会いした時、なんと海岸林と名取北校野球部をモチーフにした手作りイラスト付きの帽子とTシャツを着ていました。
高校球児としての熱血な心と誰か何かのために動くという思いやりと優しさに溢れた伊藤さんです。

<編集後記(柚原)>
大変お待たせしてしまい申し訳ありません。
実は、今回のインタビュー内容の一部は、今年2月末に行ったインターン生によるオンラインイベント「『オイスカ』で働く、学ぶ、関わるとは?〜現場の本音インタビュー〜」の動画の中で取り上げています。(https://youtu.be/ecDxhZWwR0I?si=N8JfreBkaH_nao66)
伊藤さんの生の声をぜひお聞き頂けると嬉しいです。
伊藤さんとは、ボランティア作業をはじめとして、名取北高校での観戦、ラーメンなど非常に多くの場面でお世話になってきました。
いつも声をかけて下さりありがとうございます。伊藤さんの魂の熱さとパワーと優しさに励まされ、憧れ続けています!
実はここには書ききれなかったことがたくさんあります。ぜひ本人に直接お会いして話して頂きたいです。

