名取沿岸部の概況
2013年4月3日( カテゴリー: 現場レポート )
海側の国交省の防潮堤工事は部分的に完成してきています。 http://www.kahoku.co.jp/news/2013/03/20130324t15009.htm (河北新報社3月24日) その内陸側の林野庁が発注した盛土工事は形になってきており、 ダンプは土曜日でもひっきりなしです。 名取では被災し倒伏したクロマツの姿は少なくなってきています。
名取市では、平成25年度予算で、海岸林内陸側の 旧ビニールハウス団地、約50haの圃場再整備が始まると聞きました。 まずは除塩でしょうか。 閖上では、除塩が沿岸部まで進んでいます。 その内側はまだ零細がれきはもちろん、 大きながれきもまだ撤去されていない場所もあり、 我々の第一育苗場はその真ん中にあります。 零細がれきは手で拾います。日当8,000円と聞きましたが、人手が不足しているようです。 除塩が終わったとしても、農業から2年も離れた人が、 もう一度戻ろうとするのか。後継者自体も少なく、複雑な気持ちになります。 災害公営住宅は、美田園の駅のあたりに、平成25年度から着工し、 閖上の大規模な建設はその翌年から。 道のりは平坦ではなく、まさに今年が正念場と聞いています。 名取市は仙台のベットタウン化の様相で人口が増えています。 美田園駅周辺も、次々と新しい建物や店舗が建っています。