オタクの休日 ~海岸林北半分の葛確認~
2023年6月20日( カテゴリー: 現場レポート )
吉田です。むかし高校の先生から「読書百遍」という言葉を教わりましたが、オイスカに入ってからは「現場百遍」と思っています。フィリピンのはげ山600haを森林に変えたロペスさんという先輩も、1日2回、毎日山に登ると言っていました。
暑さに体を慣らすには絶好の夏日。例年通り、普段通らない経路を目一杯歩いて、集中的に今年の葛駆除の作戦を立てようと。ボランティアは北側半分、松島森林総合は南側半分というのが大まかな分担ですが、松島チームは例年通り林外法面は全域を担当します。
害虫マツカレハの発生状況についての佐々木統括の見立てとしては「(密度は)薄い」。1本に30匹ぐらいいると枯れることもある。確かにいる場所は限定的。でも、2020年みたいにもう少し鳥に食べてほしいなあ。目が慣れてきて、ゆっくり歩きながらでも見つけられました。使いかけのアースジェットとキンチョールが3缶空に。ほんのちょっと軽くかけるだけでも、もんどりうって、数分のちに落下します。おそらく来月にはみんな蛾になっていなくなるんでしょうけど。
去年頑張った場所がどうなっているか・・・いまのところ、やはり「激減」です。でも本当に伸びるのはこれからです。今年、プロチームは広大な場所を抱えます。ボランティアチームは、時期に遅れず好スタートを切りましたので、9月頃には「手伝いましょうか?」とプロに言えたらいいなあと。競争ではなく、励みにして今年も戦います。