豊田推進協議会 ボランティアツアー参加者の声①

2017年7月19日( カテゴリー: お助け隊員の声 )

7/3-4の豊田推進協議会のボランティアツアー参加者より感想が届きました!
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海岸林再生 ボランティアツアーに参加して

名倉 清

飛行機の着陸間近に、松林が見えてきた、震災前がどのような姿だったのか、正直私は見たことが無いのでわからないが、おそらく長く続く海岸線一面に隙間なく生い茂っていたのだろう。しかし数える事が出来るくらいの本数しかない。「あっ・・木が無い、無いんだ」これが最初の衝撃でした。
私は、東日本大震災の年、瓦礫の撤去をするために、ボランティアに参加して以来、二度目になる宮城県への訪問でした。先回は、石巻市の漁村で、今回は名取市の海岸と場所は違うものの津波の震災は、大変な被害の爪痕を残した事は、市内の至る所で感じる事が出来た。
今回のボランティアは、黒松が植林されている所の草取りが主な内容です。1m間隔位に植えてある松の周りには、沢山の雑草が生えており、成長を妨げる要因との事で、この雑草を取り除くことでした。自然の力はものすごく速く、一週間で一面もとの状態に戻ってしまうとの事でした。機械化が進む中、この仕事は人がやらなければどうにもならない作業で、沢山の人の手が必要だと感じました。
職員の方は、苗木を育て、現地に植林し、そして毎日面倒を見て世話をする。これを何十年と続けて行く、大変なご苦労があると思いました。それに比べ、自分達は、二日間だけお手伝いをして、また現実の世界へ戻りますが、現地の方々は復興まで、又、プロジェクトを完成するまで、これからも長い年月が掛かります。最後に吉田様が、「必ず最後までやり遂げます」と言われ、大きな熱意と責任感、最後まで決して諦めない強い思いを感じました。仕事も同じだなと痛感しました。
作業での経験も大変良かったですが、色々な方のお話を聞いて、まだまだ震災は終わっていない、これからもやれることはまだ沢山残っているなと感じました。小さな事しか、少しの力にしかなれないですが、今後も何かの力になりたい、お役にたちたいと思いました。
最終日、最後の挨拶で、光岡会長様が、「ボランティアでは無い、スタディーである」
その通りだと思いました。知らない事ばかりで、経験を通じて沢山の学びを得る事が出来ました。そして忘れてはいけないのが、人は誰かの手を借りて生きている事、周りにある物や、人に感謝をする心を改めて感ずる事が出来ました。
最後に、このツアーを企画、運営、そしてお世話をして頂いた沢山の皆様へ感謝をしたいと思います。ありがとうございました。又、機会があれば是非参加したいと思いました。

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