行って良かった海岸林再生プロジェクトボランティアツアー

近藤 將喬

1 津波は恐ろし
津波に町が流される映像を思い出しながら仙台空港に降り、震災遺構を回らせていただいた。オイスカ職員の浅野さんが案内してくださった。海岸林再生プロジェクト代表の鈴木さんの家は一階が柱のみ残っていた。お社が祭ってある小山も津波に沈み、松の木にしがみついた方が助かったと聞く。荒浜小学校では屋上へ児童が避難して一昼夜かけてヘリコプターで救助されたという。松林もわずかに残っているが、そこで遺体が見つかったことなどを聞く。危険区域のため新しい家は建っていない所に、新しい墓石だけが目立った。巨大津波に人の力はひとたまりもなかったであろう。

太い柱だけが残る鈴木邸

太い柱だけが残る鈴木邸


お社の小山も沈んだ

お社の小山も沈んだ


 
 
 
 
 
 
2 草取りを頑張る
ツルマメという草を根こそぎ取ること、草取り面積が狭くならぬよう半径50センチぐらいの円形に取ることなどに気を付けて作業をした。大勢(29人)で取るとたくさん取れると思った。しかし草に囲まれた若木が延々と続く。まだまだ、みんな(国民)で交代ながら世話を引き継いでいかねばならないと感じた。
苗木、しっかり育ってね

苗木、しっかり育ってね


人の背丈ほど伸びた松

人の背丈ほど伸びた松


 
 
 
 
 
 
3 いろいろなところで「ありがとう」と言われた
ホテルや売店やレストランで、私たちがボランティアに来たとわかると「ありがとうございます」と言ってくださった。うれしかった。「遠いから」「仕事があるから」と今まで来なかったのに。
4 快適に活動させていただいた
初めて被災地を見た。被災された方のお話も聞いた。クロマツの草取り作業の方法はわかりやすかった。送迎、泊、食事は快適。東北のおいしい魚を食べ東北土産をたくさん買った。オイスカや豊田推進協議会が設定してくださったおかげです。海岸林再生プロジェクトは播種が終わり、育てることに中心が移るとのこと。クロマツの世話に、また、行きたい。ありがとうございました。
寄付者名を張り出してくれた

寄付者名を張り出してくれた

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