日本三大毒草「ドクウツギ」、7月中にすべて刈ります!

2016年7月9日( カテゴリー: いきもの, 現場レポート )

毎年、生き物も雑草も変わってゆきます。
昨年はなかったのに(少しはあったのかもしれませんが)今年はあるもの……
日本三大毒草の「ドクウツギ」
今年は突然増えました。いまちょうど赤い実があります。
今までは、協定区外の海岸林とビニールハウスの間でちらほら見たことが。
日光を欲しがるため、クロマツが生長すれば、自然に淘汰されます。
近畿以北、北海道まであるそうです。落葉低木。
トリカブト、ドクセリと並ぶ存在です(この二つはココにはありません)。
造林においてはあまり眼中にないそうですが、2mにもなるので
クロマツを被圧するモノは、7月中にすべて刈ります。
どこでもそうやって駆除するようです。
ボランティアに頼るのでなくまず私が。
でも、多くの人に存在を覚えてもらわないと。
「口に入れなければ大丈夫!」
*葉も、美味しそうに見える?実も、すべて有毒
*みんなに刈り取る見本を見せる時に、自分でドクウツギを口の中に入れて
みせないように真剣に注意してます。毎回変な衝動が……
カブレもしません。
先日は中学生が覚えて、先生と一緒に刈り取って帰ってくれました。

7月16日のボランティアの方、怖いという人は見つけて指導者に知らせるだけでも結構ですよ。

7月16日のボランティアの方、怖いという人は
見つけて指導者に知らせるだけでも結構ですよ。


幼い子どもがままごとをして食べる事例があるそうです。
北海道では昭和30年以降の患者数は5人、死亡例は0。
(トリカブトは患者34、死亡5、ドクセリは患者数11、死亡例2)
生える場所の傾向は、
①防風垣の脇や中など、風の影響が弱い所に多い。
②まばらに生える。群落という感じではありません。
③日当たりが良い荒地に多いらしい。
姿は分かりやすい。
①株立ち(1ヵ所から10本以上出ている。とても目立つ!)
②左右対称、濃緑色の葉が、場所によっては高さ1m。
③ぶどうのような房状の、赤い実がたくさん。
赤い実がなくてもとにかく目立つ

赤い実がなくてもとにかく目立つ


ボランティアの皆さんに注意喚起するモノは増えてゆくのでしょう。
スズメバチやアシナガバチ、ササバチ、ジバチ、マムシなどは、
津波以来、まだこの現場では見ていません。

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