北アメリカ原産で明治初期に日本に入った落葉高木。
マメ科で、「ハリエンジュ」というのが正式名称。
いつか植林した木を守るために「戦う」事になるだろう大敵です。
生命力がとても強く、海岸林造林現場の貧栄養性の砂地でも生えてくるため、
植えた木の上に覆いかぶさり、制圧してしまいます。
およそ木と言う木に悪意を持って生きている木ではなく、
肥料木でもあり、蜜源となる木でもあります。
とても大きくなるのですが、強風の後に倒れたり折れたりしているのを多々見かけます。
棘があります。
林業会社に勤めている時も、ひっかきました。
秋田の能代、「風の松原」の保全活動では、「芽かき」と呼んで、
下刈・除伐に経済団体や学生、市民が毎年辛抱強く参加しています。
そう言えば、風の松原ではこのような看板を見ました。
「根っこの様子を見比べてください。
クロマツ ニセアカシア
強い風にも耐えられるのはどちらでしょう」
と書かれています。
看板の意味、お分かりになりますか?