広葉樹。数は減ったけど、大きくなりました

2022年6月29日( カテゴリー: 広葉樹, 現場レポート )

 吉田です。目を見張るほど大きくなっていました。ようやく時間が取れて、ひとりでぽつんと、蚊に撒かれながら毎木調査してきました。去年11月に行って以来。楽しみにしていました。

 2014年~2015年に植栽・2回の補植、2016年秋捕植後の最終成立本数は700本。90%はコナラ、3種のサクラ、ケヤキ。残り10%多い順に、国から提供された皇居産エノキ・タブノキ・アカガシ・スダジイ、私が仙台の山で拾ったクリ。合計10種類。そして、広葉樹ゾーンに風で飛んできて実生で育ったハンノキ5本(4mに生長)、ネムノキ1本。下刈されていない中での調査でした。見逃しはたくさんあると思います。ですが、植えて5年半たって、草の下にいるようではねー・・・

①名取1区国有林最西の全長500m・波打ち際から400m・山砂メイン 2016年10月最終成立本数462本

 ⇒最終植栽から5年半後:2022年6月 生育本数 263本(半年前は231本・1年前は344本)

②名取9区市有林最西の全長150m・波打ち際から400m・粘土メイン 2016年10月最終成立本数237本

 ⇒最終植栽から5年半後:2022年6月 生育本数 184本(1年前は193本・半年前も193本)

 コナラは成績は良いが、先端枯れ⇒萌芽更新⇒ハイマツのように地べたを這う⇒樹高が伸びるのに時間がかかる。サクラ類も先端枯れを繰り返す。いまになっても半分近くは生長が悪い。ケヤキはサクラと特徴は同じだが、葉がかわいそうなぐらい小さく、さらに成長が悪い。クリは育苗場での枯損が多く、植栽数が少なかったが、そこからの打率が良かった。生長はゆっくりでまだ1m程度でも、葉に勢いがある。たった3本ながら、今後が楽しみ。皇居産4種はエノキ・タブノキだけ残っているが、1m以上になっているものはない。風で飛んできた実生では、ハンノキの生長は非常に速い(でも、毎年黒くて小さな毛虫が大量に付く)。ネムノキは区域内では初めて確認ですでに1m。桐の木は広葉樹ゾーンにはまだない。低木のハギは数えていないがたくさんある。これら数種はいつ飛んできて増えてもおかしくない。

 去年、明らかに草丈を越えましたし、コロナ禍で余力もなかったので草刈りは初めて割愛しました。今年は内陸から押し寄せている葛の駆除と連動して、できれば草刈りもしたいと思っています。生物多様性配慮ゾーンと連動して、遠い将来に目指している「内陸側の複層林化」、中木・低木広葉樹の母樹となってくれたらと思います。また、サクラは半分は成績が芳しくないものの、2m~4mクラスのものもあり、差が激しいです。毎年生長を楽しみにしています。

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