頭の中の植栽地をアップデート
こんにちは
かなり久しぶりのブログです(^^;
3月28日から30日まで宮城に行ってきました。
いちばんの目的は、「北釜地区震災メモリアルゾーン完成披露記念式典」への出席でしたが、
年に1~2回しか宮城に行かない私にとっては、植栽地見学をして、頭の中の植栽地をアップデートすることも重要な目的。
見学をしたこの日は、この季節にしてはとー---っても寒く、気温8度、冷たい風。
さくら満開の東京から向かったため、まさか真冬のダウンは持参せず、春先の恰好だったのも寒さを強く感じる原因。
寒すぎて、何かをゆっくり感じ取る余裕はなかったのですが、
少しだけ感じたことを・・・
閖上の植栽地に隣接して建つサイクルスポーツセンターの屋上から、植栽地を一望。
区画によって成長がいい悪いがはっきりしているなぁ
寒すぎて、植栽地についての感想は以上(-_-;)
何より、この寒い中、自転車を楽しむ親子が10組ほど、スケートボード場にも15人ほどの若者の姿、フットサルコートも同じくらいの人がそれぞれ楽しんでいました。
クロマツ林が将来にわたって受け継がれていくためには、
浜辺の賑わいを取り戻すこと、関心を持ってもらうことがとても大事と、
プロジェクトでも繰り返し伝えています。
スポーツを楽しんでいる人たちには、クロマツなど目に入っていないかもしれません。
でも、浜辺に集っているということだけでも嬉しく思いました。
2019年に、子どもたち、ico.さん、大槻さんと一緒に植えたクロマツが、元気に成長していました(^^♪
この苗木、2017年に種をまき、東京の事務所の一画で育てたもの。
植えた場所はいちばん内陸側で、200メートルの幅に植えられたクロマツに守られている場所なので、好条件とはいえ、元気に育っていることに安心しました。
そして、2014年に家族で溝切り作業をした場所は、こんなに大きく成長していました。
子どもたちも大きくなりましたが、クロマツはそれ以上。
2014年の頃は、まだ溝切り作業は試験的だったので、子どもたちは泥んこ遊びの延長、私は思うがままに掘っていました。
小雨の中、しんどかったなぁという思い出です。
そんな作業でも、やるとやらないとでは大きな違い。
立派に成長していて、これまた安心しました。
本数調整伐を実施した場所を少し見学しました。
切り株を見るに、15センチはあるだろうな・・・ちょっともったいないなぁという気持ち半分、いやいや、自ら犠牲になって他の木の成長を促す。これは美しい利他の精神の物語ではないか!と妄想。
地面すれすれに伐られていて、ぱっと見では切り株の場所がわからないほど。
1列伐り、2列残すという機械的な作業で、伐ったところは作業道となるため、後の作業の邪魔にならないようにとの配慮ですが、仕事とはいえ、作業をした森林組合の方の細やかな配慮がうかがえました。
それにしても、本当に伐っちゃったんだなぁ というのが一番の印象。
残ったクロマツたちが、伐られたクロマツの分まで大きく育ちますように!