オイスカの現場以外でも保育作業が「ガンガン」始まっています!
2022年1月21日( カテゴリー: 現場レポート )
名取の海岸林の最も山側の国有林約10haは、オイスカ協定地2.91haを含めて約10団体が分け合って2014年に植栽が行われました。すでに国に返還され、国直営で防風柵撤去、つる切り(葛)、本数調整伐が始まっています。名取以外の地域でも同じです。クロマツ補植、ニセアカシア除伐、管理道刈り払い、排水不良個所の素掘り水路・・・いろいろな工種が発注されているようです。本格的に保育が始まったことは、妙にうれしく、とても心強く思っています。宮城のオイスカボランティアの人たちも、現場を見れば変わり様がわかるかもしれません。
歴史的に見て、国有林は最も早く整備されたため、大まかに言って最も内陸側に位置します。その後、市町有林、県有林の順で海側に向けて海岸林の幅を広げてきました。葛・藤つる・ニセアカシアなどは、どうしても内陸側から広がってきます。つる切り・除伐を最もしっかりしなければならないのは内陸側。行政の頑張り、本当に頼りにしています。これからは追々、これに松くい虫対策が加わってくるでしょう。名取だけよくなっても仕方ない。国や「みやぎ海岸林協議会」の皆さんとの協働で頑張っていきたいと思います。