ツルマメじゃないツル
2019年5月15日( カテゴリー: 現場レポート )
こんにちは、浅野です。
先週、植栽地に行ったときにいつもと違うツル性の草を発見しました。
ボランティアに来てくれたことのある方はツル性の草というと「ツルマメ草」を思い浮かべると思います。
ですが、ツルマメ草は5月下旬~6月ごろに発芽するので、まだこの時期には見られません…。
今年、大量発生しているのはこれです!
花の間にさやがあるのが見えますか?
この植物の名前はカラスノエンドウ(正式な和名はヤハズエンドウ)
ソラマメ属の越年草、つまり秋に発芽して冬を越し翌年に枯れる草です。
この草は3月~6月に開花し、そのあとさやが黒くなり晴天の日に弾けて種を落とします。
ということは、もう抜いておかないとまた来年増えるということです。
カラスノエンドウはツルマメ草とは違い、何が何でも絡みつくわけではなく
基本的には直立するようですが、巻きひげがあるので近くのものに絡みつくこともあるそうです。
この草は60㎝~150㎝くらいまで伸びるそうなので、成長していく過程でマツに絡むかもしれません。
そもそも150㎝まで伸びてしまったらマツに光が当たらなくなってしまいます…。
ちなみにカラスノエンドウは食べられるそうで、若芽・若さやは天ぷらにするとおいしいようです。
https://cutee.jp/gourmets/recipe/1067731
食べ方のサイトもあるくらいです。豆笛にしても遊べるということで使い道は多いみたいですね。
といろいろ書きましたが…
なんにせよ、マツのためにはカラスノエンドウを抜かなければなりませんので、皆さんよろしくお願いします!!