痛快!通水式
2018年9月4日( カテゴリー: 現場レポート )
8月31日、東北電力労組5回目のボランティア実施前日、
研修会で1時間以上説明させていただき、翌日、公募ボランティアの日に参加。
前日から質問がビシバシ。リアクション付き自己紹介する人も多数。
今年も士気が高い。懇親会では息子と同い年の20歳の社員さんが隣に座ってくれた。
思えば、溝切り(排水路づくり)は、植栽が始まった2014年、宮城中央森林組合の現場代理人、
佐々木秀義君と、水溜まりを前にたまたま二人とも鍬を持っていたので、少し空いた時間で
半分遊びで始めました。ニセアカシアの薬剤枯殺も、どこにどう薬剤を塗るといいか、
遊びから始めたものです。
2015年9月、大雨警報が出て宮城で大きな被害があった翌日、力持ちの東北電力労組だから、
一度防風柵を持ち上げてもらうか!と思って始めました。
私にとっても記憶に残る日です。
あの場所に行くたびに「あの時の東北電力労組」と思い出します。
当時はまだSサイズの溝。あれから今に至っては、場所に合わせ、LL、M、Sの三種類を駆使。
苦労した場所がどうなったか、お見せできました。2年半がかりで1haの応急処置を完了。
森林法違反のいわくつき、粘土ばかりの土。長い間多くのボランティアが奮闘。
(余力があれば、まだやりたいことがあるが・・・)
今年取り組んでいるのは、名取市海岸林5㎞の中央部2016年植栽地の一部。楽天スタジアム全体1個分。
先週28日の86㎜の雨で、今年8月は過去8年で最多降水量223㎜に跳ね上がった。今日も小雨まじり。
植栽地の「貯水」は十分。
「今回は豪快な通水式ができるなあ」(しめしめ)
狙ってました。僕なりのこれまでの御礼。
東北電力労組チームは、去年は1m高の草に突入しての下草刈り。
2014年、2016年はその夏で一番暑い日に当たった。
それでも頑張った。さすが地元企業。
仙台トヨペットや、兵庫県庁から宮城県庁森林整備課に出向している方などを加えて約50名。
防風垣50基以上どけ、排水口めざしLLサイズの溝を補修80mと、一部石まじりの場所に新設30m。
指示通り防風垣内のフタモンアシナガバチの巣探し、一つ発見。即、薬剤処理。
硬い土があったけど仙台トヨペットの若い社員たちも頑張った。
掘り下げられず、うまく流れないか・・・と思っているうちに底力を見せた。
雷の音が聞こえ始めた。別チーム40名を率いるオイスカ職員からも電話が入る。
10㎞圏内だな。こちらもバスを移動させ、最短距離で退避の態勢をとった。
雷次第で、時間切れになるかもなあ・・・
午前中から約40名で下刈10m×750m(3,825本分)をやり切り、
夕方の一番疲れているときに、前夜からリアクション力のある東北電力新潟チームが
底抜けに明るい声出し。自然に出てくる声を聞くと仕事冥利に尽きます。
頑張った。間に合った。
声を合図にせきを切ったのは電力の団長さん。事前の段取りがいい。
ガンガン流れてくる。排水口は滝のよう。
みなさんお見事!
みんなどう思ったかな?
下刈を終えた場所を見るのと同様、私はこういう時、快感というか痛快です。
2年後、見違えるような生長を見せるはず。