クロマツ播種5万6千粒

2017年4月28日( カテゴリー: 現場レポート )

昨日と今日でクロマツ播種5万6千粒を終えました。
27日のみ参加してきた広報室の林がなが~い1日の様子を報告します。

朝8時から開始。
佐々木統括から説明ののち大事な儀式が。

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種蒔きは育苗の始まりの大切な作業。
今年の苗がよいものになるようお神酒を捧げました。
神棚に見立てた棚には虫よけスプレーなどが並んでいるのが何ともうちのプロジェクトらしいというか……。
(ちなみにこのお酒、作業後に女性陣がペットボトルに詰めかえて持ち帰ってきました)

さてここからが作業の報告。

今年はすべて宮城県産の種子。粒が大きい!

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CIMG1414 ↑  あらかじめ水に浸けて
← 当日朝水を切り
↓  ベビーパウダーをまぶします
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まずは3月に土詰めをしたコンテナをビニールハウスから運び出します。軽トラックをビニールハウスの中に入れ、荷台に積み込みます。
畑にコンテナを並べると水をたっぷりかけて準備完了。
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棒で穴を開ける人、種子を一粒ずつその穴に入れていく人、
穴を指でつまんでふさぐ人、土が少ないコンテナに土をかぶせる人。
それぞれ入れ替わりながら作業が進みます。
どれもしゃがんだ姿勢が続くので足腰が痛くなるのは同じ。

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すべて人の手でやる作業ですからそれはいろいろあります。
穴あけ係は同じ力で棒を差し込んでいるのに、
土の硬さがそれぞれ違うので深さが一定にならないことに難しさを感じ、
種子まき係は小さな粒を一つひとつ、穴に入れているつもりでも2粒落ちてしまったり、
穴ふさぎ係は種子の蒔き忘れを見つけては「お~い、ここ誰がやったの?」
「毎年芽が出ないやつがあるけど、あれはそもそも蒔いてなかったんだな」などと言ってみたり。
単調な作業が続くからか、いつも以上にどうでもいい話も飛び出して
和やかな雰囲気でした。

それでもみんな6回目ともなると手順が分かっているから早い!
手薄なところを手伝ったり、次は何が必要か分かっているから動きに無駄がない。
役割が決まっているわけではないのに、全てがスムーズに動いていくって気持ちがいい!

最後はコモをかけ、さらに寒冷紗をかけて終了です。
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手際よく進んだおかげでお昼休みもたっぷり。
その時間を使って同時に進んでいる植栽現場の視察へ。
27日は4000本、28日は4300本が植えられました。

CIMG1417「名取市海岸林再生の会」のみなさんが出荷準備をした苗は10本ずつの束にして、1箱に10束入っています。
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現場に行くと森林組合の皆さんもお昼休み中でした。
長靴を脱いで車の中で休憩中。お昼寝をしている人もいれば、若いお兄ちゃんたちはスマホを眺めていました。
私たちは事務所で椅子に座ったり、畳の上に座ったりしてお弁当をいただきましたが、重労働をしている皆さんがこうして狭い車の中で休憩している様子になんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。
 
 
 
 
 
 

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1時から作業開始。ものすごい勢いで植えていく現場に響くのは鍬が砂地に刺さるサクッという音と苗木袋を引きずる音だけ。どうでもいい話で盛り上がってしまう播種チームとは違うなぁ~とまた申し訳ない気持ちになりました。

この見事にまっすぐ植えられたクロマツ、見てください!

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皆さんが黙々と作業をしているのに写真を撮っているだけの自分は
ここにいちゃいけないとまたまた申し訳なく思える現場でした。

さて育苗場に戻って播種作業再開。

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植栽現場から戻ってきた森林組合の皆さんと
育苗場で記念撮影。
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播種作業の皆さん、植栽作業の皆さん
おつかれさまでした。

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