今年も11月までボランティアの日を設けています。

今年度最初のボランティアが4月15日(土)に行われました!
参加者は79名。作業については林室長のレポートで…。

今回嬉しかったのは、なんといっても地元、名取北高校(以下、北高)の生徒さんが
自分でネットから申し込みをして参加してくれたこと!
2月末に吉田担当部長の話を聞いて、参加してみたくなった、と。

最後に一人ずつコメントをもらいました

最後に一人ずつコメントをもらいました

海岸林チームは申し込みの若者と思われる名前を見た時点で、
「北高生かなあ…」と思い、校長先生に確認。
やっぱりそうでした。嬉しいねー、と大喜び。

もう一つ嬉しかったのは、香川から来てくれた個人の参加者さん。
この方は1月に行った香川の報告会に来てくれていて、
話を聞いてボランティアに参加したいと思いました、と。
わざわざ香川からお一人で。本当にありがたいですね…。

4月17日(月)、2014年から数え、4回目のプロによる怒涛の植栽開始。
今年も宮城中央森林組合、名取市海岸林再生の会、オイスカでタグを組みます。
7時に来た人が数人。
現場初日は特に早く来る。そういう人は決まってる。
ありきたりだけど、昨日そういう人へのコーヒーを買っておいたので一緒に一服。
林業会社時代、発注者からの垣根のないちょっとした気遣いが妙にうれしかった。
徐々に集まってくる。
「お久しぶりです」「一年ぶりですね」と再生の会や私たちへの挨拶が飛び交う。
見知らぬ新しい現場に初めて来て、ぶすっとした(ように見える)新顔もある。
8時半から造林講習会。
寝てるような態度、タバコを吸いながらリラックスしてる人、
この業界はだいたいこんな感じ。相当マシ。机に伏して寝ていないし。
佐々木統括の説明は、私なりに一言で言えば、愛情。
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プロレベルの基本中の基本を繰り返しつつ、「山での汎用性もある応用」も話す。
聞く側の経験と力量の差や、人材育成を強く意識した説明をする。
いわゆるデキル人たちは、そういう説明の時、頷くような表情をして聞いている。
発注者現場監督から、安全も含めこんなに一生懸命、説明される現場はまずないだろう。
10時、現場で実務講習。
植栽だけでなく、海岸林での刈払機の使い方も実演。
座学含め、「何を監督、目配せしろ」と私に言われていると思って聞いていた。
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プロは、実は過去仕事した場所を見たいものだ。
「よく着いてるねー」(森林組合D班長)
この一言を発した後は、もう去年のことは忘れる。そのスピードもやたら速い。
午後、植え付け開始。
あっという間に進む。とにかくデキル人たちは、何よりここ、第一歩目が速い。
考えている時間、相談・議論・再確認している時間がないどころではない。
たぶん、ほぼ何も考えていない。
森林組合現場代理人とともに、新顔の植え付けに注視した。
やはり浅植が多い。浅いと言い過ぎると、首だけ地上に出ているような超深植えになる。
「ウンコ漏れそうなんすけど。トイレどこですか?」(卵でもプロがそれ聞くか?)
「そこらへんでして」
→鍬持って、防潮堤の向こうまで行った。そんな遠くまで行かなくても(笑)
それぞれが点検したにもかかわらず、唐鍬のクサビが3本も抜けた。
こういうのも初日ならでは。日々、無駄は減ってゆく。
こうして植付は22人、3,500本、0.7ha、一人平均159本(3時間)。
別働隊、苗木出荷の名取市海岸林再生の会10名の一日は終わった。
再生の会のこの本数出荷段取りは、見事に早かった。
仕事が終わった途端、解散直前、じゃれ合う呑気な職人2年目の若い衆を横目に、
「俺は300本植えるのに、100本の奴もいる」
ベテランの一人は憤懣やるかたなく、やっぱりそう言っていた。
(相当な四捨五入・・・3時間で300本ということもないだろうけど)
20人を超える人たちの一言一言をよく聞いていると、トゲも、トゲトゲもある。
気を使って使って使いまくって、結局何を言いたいのかわからないのとは違う。
男同士が角突き合わせるときも来る。けんかの仲立ち、またいろいろあるだろう。
あらためて、林業会社在職当時を思い出す。
土から離れない人たち。
仲間を信じて、また一緒に頑張ろう。
なんと人間臭いこと。何の苦労とも思いません。
連休前に、50,000本は終わるかな?

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