3月18日(土) ボランティア報告
広報室の林です。
4ヵ月ぶりに現場に行ってきました。
冬の間、静かだった現場が動き出します。
18日は4月以降のボランティア活動に向け、リピーターの皆さんに
お集まりいただき、名取市の消防本部で救急講習に参加しました。
キビキビとした若い講師の先生たちに心肺蘇生法を中心にご指導いただきました。
詳細はまたあらためてご報告しますが、3度目の受講となった今回、
一番勉強になったことをご紹介。オイスカの本部事務所の近くにAEDを
設置している事業所があり、「何かあったらここで借りられる」と思う反面、
夜間はどうしたらいいのだろう、人命救助のためなんだから、
ガラスのドアを割ってAEDを拝借してもいいのだろうかと
疑問に思っていたことをぶつけてみました。すると心肺蘇生のための行為中に起きたこと、
例えば、肋骨を折ってしまったとかいうことに対しては罪に問われないよう法で守られているが、
AEDを借りるための器物破損は別問題だということ、そしてたいていの「パチンコ屋」には
AEDが設置されているということを教えていただきました。
永福町商店街のパチンコ屋、遅くまで営業していたなぁと、ちょっと安心しました。
3時間の講習を終え、先生たちと記念撮影。
お昼休憩をはさみ、作業開始。
植樹祭に向けた準備がメインです。
皆さんご存知、割り箸の色塗り。
今年はなぜかオレンジ色が新登場!
さすがリピーターの皆さん。5000本があっという間に着色されていきました。
(これについても後日詳細を報告します)
↓ 配布資料の挟み込み作業も
割り箸を乾かしている間、植栽地に向かい、地震発生時の避難経路確認などを行いました。
また、これまでの植栽地、今年の植栽予定地などを視察。
以前との大きな変化はゴミが多く投棄されていること。
吉田が皆さんに説明をしている間、浅野がゴミ拾いをはじめ、森さん(右)がお手伝いをしてくださっていました。ゴミは肉のパッケージやもやしの袋、卵の殻や割り箸など……どうやら鍋を楽しんだ後のゴミが捨てられていたようです。どうしてこんなところに??
森の中に不法投棄されたテレビなどの家電製品をはじめとする粗大ゴミをこれまでたくさん見てきました。処分に困って人目につかないところに捨てていく心理は想像がつきますが、通常のゴミとして処分ができるものをどうしてこのように捨てていくのか理解に苦しみます。
勝手に侵入してきていたずらをしたり、枝を切っていったり(お正月飾り用に業者が切っていく事例があるそうです)するような輩が出てこないよう対策を考えなければならないのはとても悲しいことです。
そんな中、リピーターの皆さんはこれまでお世話をしてきたマツが大きくなっているのを確認し、喜んでくださっていました。2メートルを超える成長を見せるマツもある中、あえて自分と同じくらいの背丈のマツを探して写真を撮ってみたり……。
写真のHさんはANAグループの社員さん。仙台空港のすぐ近くにある現場では、着陸間近の飛行機が見られるのですが、海側から飛んでくる飛行機を見て「あれはどこの?」と聞かれると、かなり遠くからでも識別して「あれはピーチですね」「あれはエバーです。台北からのフライトです」等々、すらすらと答えていました。さすがです!!
野鳥博士のMさんは「(上空を指さして)あそこでヒバリが鳴いてる」とか「あ、ミサゴが何か加えて飛んでる」等、教えてくださり、これまた鳥を見かけては「あれは何?」と質問されるたびに「アオサギです」「あれはノスリ」と答えてくださっていました。さすがです!!
作業は少なかったものの、こじんまりとして皆さんと交流できた
楽しいボランティアの日でした。
来月のボランティアの日から、本格的な作業が始まります。
皆さんのご参加、お待ちしています。