「大きくなぁ~れ」と誰でも思います。
ついつい、樹高で考えてしまいがちです。樹高も大事ですが。
「元通りになるには何年かかるのですか?」
「何年したら海岸林としての効果を発揮するのですか?」
UAゼンセン30名のうち、4・5人から質問いただきました。
樹高が2mを超えるモノが出てきたことは、何度か報告しました。
1本・2本かと思って、7月30日にしっかり測ったら、何本もあります。
6月・7月は思い切り伸びる時期。5月24日に173cmと測ったものが、いまは210cm。
オタクの休日で凝視して嬉しかったこと。
植栽後はや2年で「鬱閉」した場所が何か所も出てきたことです。
地表スレスレから全方面に向かって豊富に枝を伸ばし、同じ高さでビッシリ。
上から地面が見えない。これこそ「鬱閉」。海岸林の機能発揮に至る兆し。

鬱閉に至った場所は、2014年植栽地16haのなかにたくさんあります。今年もまた伸びました

鬱閉に至った場所は、2014年植栽地16haのなかに
たくさんあります。今年もまた伸びました


今後やるべきことの想像に迫られました。
わずかな隙間にも雑草は出てきます。
よりによって、草丈が1mを超えるモノばかり。
クロマツの力枝への日照確保や、根元の通気性、病虫害防止などのために、
場所にもよるけど、年1回か2回の「全刈」が今後も必要でしょう。
ボランティアのリピーターにだけでも、「大鎌」使用を検討するか?
それともプロにすべて任せるか?併用か?いろいろ考えてみます。
大鎌を使うなら鎌研ぎを含む手工具講習会必要だな。
道具の手入れの時間も増える。昼休みは鎌研ぎかもしれない。
鋸もぶら下げてもらうかな。草ではなく低木になる雑木の見分けも覚えてもらわねば。
リピーターには臨機応変の動きを求めますから、剪定鋏も便利です。
稲刈り鎌はもちろん常時持参の道具が増えるでしょう。
楽しくなりますね。
クモが増えました。
きっとハチも、アブも増えるでしょう。
来年あたり、場所によっては、リピーターに市販の殺虫剤ぐらいは持って、
ハチの巣退治してもらうこともあるでしょう。
その他の病虫害対策として、ボランティアで巡視することも考え中です。これは今年中。
ボランティアリピーターを中心に、一段上へ力量を引き上げる時が、まもなく来るでしょう。
でも、上にばかり背伸びようとせず、ガッチリした体つきで、横にも豊富に枝を伸ばす
鬱閉したうちのマツのように、我々も皆で勉強し、一歩ずつ力をつけて、
マツに負けないように骨太で成長していきたいですね。
地面がまったく見えません

地面がまったく見えません

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