クズヒキ・・・・・・葛を引く??
広報室の林です。
21日の植樹祭前日に現場入りし、少しだけ準備のお手伝い。
育苗場では出荷準備(翌日植える苗木の準備)が行われていました。
嬉しかったのは2日と3日に播いたクロマツが発芽していたこと!
かけているコモを少し持ち上げて覗いてみると、種子の殻をかぶったまま太陽の光に向かって一生懸命伸びてきている姿が!! なんとめんこい!!
まだ完全には芽が出ていなくて、土が少しだけもこっと盛り上がっているものもありました。土を多めにかぶせ過ぎたのかも・・・・・・と少し心配もしましたが、土を押しのけて出てこようとしているんだなぁと、あんな小さな種子のパワーに驚かされます。
そしてやっぱり2本芽が出てきているものもあり、2粒播いちゃっていたんだなぁと反省したり。
そんな中で地元の言葉に関するおもしろい体験をしました。
この発芽に関しての話題の中で出てきたのですが、
佐々木統括が「くずひきだ!」と言ったのです。
クズヒキ??葛を引く??
播種後すぐにかぶせたコモは、芽が出てきたらすぐに外さないといけないのですが、
もう1日かぶせておいた方がいいか、今日のうちに外した方がいいか、判断に迷うところ。
そこで出てきたのが「くずひき」です。その言葉だけだったら答えは出てこなかったかもしれませんが
「んだ、多数決にすっぺ」とも聞こえてきたところでガッテン!
「くじ引き」のことだったのですね(笑)
1年目から育苗に携わっている「名取市海岸林再生の会」のコアメンバーたちがジャッジ。
「まだあんまり出てきてないから明日でもいいでしょ」
「こいつぁ~もうコモにぶつかって頭曲がってる!」
「でもこの辺まだ出てきてないよ」
「すぐ出てくっぺ」
カンカンガクガク・・・・・・の結果
「5月2日に播種した分は今日外す、3日播種した分は明日外す」
という結論に。
多数決でもくじ引きでもありませんでしたが、以前だったら「オラわがんね」と佐々木統括に判断を仰ぐだけだっただろうメンバーの皆さんが、いろいろな経験の蓄積をもとに意見を出し合い、話し合っている様子を嬉しく思いました。
今年もこれまで以上にいい苗ができそう。
「再生の会」の皆さん、よろしくお願いします。